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タク
フォトグラファー兼ブロガー
フォトグラファーです。カメラやレンズ、その他アクセサリーに関する情報を発信していています。インスタグラムでも作例を発信中なのでぜひフォローよろしくおねがします。主な撮影はスポーツシーンとスナップです。スポーツは特にアメリカンフットボールの撮影が多く、チーム専属カメラマンの経験もあります。趣味はアメフト観戦、フラッグフットボール、ルアーフィッシングです。やや多趣味なので忙しすぎです。

2024年でも最強のコンデジRICOH GRIIIを徹底レビュー【プロも愛用】

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  • GRIIIって実際に使いやすいの?
  • 写りが良いって聞くけど所詮コンデジでしょ?
  • プロも使っている?

スナップ写真を撮っていると必ずと言っていいほど聞く名前のカメラがありますよね。

そう、RICOH GRIIIです。

デジカメといえば最近ではCANON、NIKON、SONYが高い人気を誇っていますが、コンデジ市場ではRICOHやFUJIFILMも根強い人気を誇っています。

そこで本記事では2019年に発売されて以来、2024年の3月時点でも注文が殺到して受注を中断するほどの人気を誇るRICOH GRIIIについてレビューしていきたいと思います。

タク

僕も実際に購入してガンガン使っていますが、本当に買ってよかったと思っています。

一言で言えば「一生の相棒として付き合っていきたいカメラ」です。

そんな魅力あふれるGRIIIを深掘り解説していきますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を書いている人

タク|フォトグラファー

主にコンデジを使ったスナップ写真をメインで撮っている。愛用カメラはRICOH GRIII、SONY RX100V。LightroomでRAWデータをいじるのも好き。

目次

RICOH GRIIIの概要

RICOH GRIIIのスペックを以下の表にまとめました。

RICOH GRIII

センサーサイズAPS-C
画素数2424万画素
焦点距離18.3mm(35mm換算28mm相当)
F値F2.8~F16
ISO感度100~102400
手振れ補正センサーシフト方式(3軸)
記録形式RAW(DNG)14bit、JPEG
オートフォーカス像面位相差検出およびコントラスト検出によるハイブリッド
筐体サイズW109.4×H61.9×D33.2mm
重量257g(バッテリー&SDカード込み)

RICOH GRIIIは「究極のスナップシューター」と呼ばれるスナップ写真におすすめのハイエンドコンデジです。

スナップシューターの名の通り、スナップ写真を撮るための機能が充実しているのでプロ写真家から一般の写真愛好家まで多くのユーザーから支持されていますよね。

支持される理由は1996年に発売された初代GRから一貫して「最強のスナップシューター」というコンセプトを掲げています。

コンセプトの大きな軸になっているのは

  • 高画質
  • 速写性
  • 携帯性
  • 深化

GRを作るにあたってここだけはこだわるというポイントが明確ですよね。

そしてこのコンセプトを実現するための5つの開発ポリシーとして

  • カタログスペックだけの数字競争はしない
  • 流行りの機能というだけでは搭載しない
  • 目立たせるためのデザインはしない
  • 安易なモデルチェンジはしない
  • いつも挑戦し、提案する姿勢を失わない

好き。

もう本当に好き。

どうですかこの無骨な姿勢。

これだけで買っちゃってもいいと思いますが、とりあえずこの公式ティザーを見てみてください。

RICOHオフィシャルティザー

どうでしたか?もうポチりましたか?

他にもGRにまつわる動画は本当に多く存在しているんですが、その中で開発者の方が「GRだけは妥協しない」と言っていました。

じゃぁ他は・・・という無粋な質問はなしにして、そのくらい本気で作っているということだと思います。

次に特徴とメリットについて解説します。

RICOH GRIIIの特徴とメリット

スペックだけではよくわからないという方もいらっしゃるかと思いますので特徴とメリットを詳しく解説していきます。

GRIIIの特徴とメリット
  • コンデジなのにAPS-Cセンサー搭載
  • 妥協なしのGRレンズ
  • 起動0.8秒の速写性
  • フォーカスモードの「Snap」が神
  • 軽量だけど剛性が高い
  • ADJボタンの操作性が高い
  • マクロモードが便利
  • イメージコントロールが秀逸
  • アクセサリーが充実している

ざっと挙げただけでも9つの特徴とメリットがあります。

もちろん他にもあると思いますが、僕がしばらく使ってきて感じた点を中心にリストアップしました。

①:コンデジなのにAPS-Cセンサー搭載

RICOH GRIIIはコンデジではあるもののセンサーサイズはAPS-C。

そのため吐き出される画はコンデジとは思えないほどの高画質。

それに加え、長い年月をかけて追求されてきたGRレンズとの組み合わせが実現する明暗や色のグラデーションはため息が出るほど。

僕はSONY RX100Vも使っていまして、そのカメラも1インチセンサーとカールツァイスレンズ搭載で非常に高画質な写真を撮らせてくれますが、それでもGRIIIで撮った写真をみたときには差を感じずにはいられませんでした。

僕は写真を拡大して細かい線までじっくり見ちゃうのでどうしてもここの差は感じてしまいました。

1インチセンサーくらいの高級コンデジなら、撮った写真をスマホでぱっと見ただけでは正直わからないとは思いますが、Lightroomで色調補正をするとやっぱり違います。

そのうえ2400万画素あるのでトリミング耐性もバッチリ

28mmという焦点距離なので割と広く撮ることができますが、その中で使いたい部分だけを切り取っても十分な画素数が残るので本当に気軽にスナップをすることができちゃうのが良いですよね。

タク

ローパスフィルターレスなので解像度もめちゃくちゃ高くパキっとした写真が撮れるのが気に入っています。

②:妥協なしのGRレンズ

GRIIIに搭載されているレンズも開発者のこだわりが詰まった高品質なレンズです。

GRだけは妥協できない」と語った開発者の信念が詰まっているといっても過言ではないですね。

レンズ交換式のカメラと違ってGRIIIのためだけに設計されているだけでなく、単焦点なのでズームレンズのように無理が生じない点も高画質につながっている理由の一つです。

レンズ構成は「4群6枚(非球面レンズ2枚)」で絞り羽根が9枚です。

非球面レンズを搭載することで端っこのゆがみや色収差を極限まで抑えることにつながっていて、隅々までシャープな写りをしてくれます。

絞り羽根が9枚なので、絞って光源を撮った時、光芒(光の筋)が18本になるので偶数枚数の絞りよりも幻想的な表現をすることができます。

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何よりもコンデジにありがちな前に長く飛び出るようなことはなく、薄型に設計されているためカメラを握っている指よりも短く収まる点が気に入っています。

③:起動0.8秒の速写性

起動が早いから前から来た自転車もすれ違いざまに速写できる

電源ボタンを押してから起動するまで0.8秒という驚愕のスピードがGRIIIのウリです。

GRIIからGRIIIになってポップアップストロボがなくなった代わりに強力なモーターを搭載することができたことによって実現したようです。

スナップ写真において、「あっ」と思った瞬間にシャッターを切れるということが非常に重要になるのでこの起動0.8秒というのはかなり重要だと思っています。

街を歩いていてふとした瞬間に出くわして電源ボタンを押しても1秒を超えるような立ち上がりだと割とシャッターチャンスが過ぎてしまっていることってありますよね。

そんなときもGRIIIなら瞬間的に切り取ることができるのでまさに究極のスナップシューターと言えるというわけですね。

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車の助手席や後部座席に乗っているとき、電車に乗っているときなどもすぐにシャッターが切れるので決定的瞬間が撮れちゃいますよ。

④:フォーカスモードの「Snap」が神

僕が一番気に入っているポイントなんですが、フォーカスモードの中で「Snap」というモードがあります。

GRIIIにはメニューの静止画設定の項目4から設定できる「スナップ距離優先モード」というモードがあるんですが、これとは別にフォーカスモードの中のひとつとして「Snap」という選択肢があります。

僕が言っているのはあくまでフォーカスモードの中の「Sanp」の方。

これはあらかじめピントが合う距離を決めて置けるフォーカスモードで以下の距離で設定できます。

  • 0.3m
  • 1.0m
  • 1.5m
  • 2m
  • 2.5m
  • 3.5m
  • 5m
  • ∞(無限遠)

自分が街を歩いていて、どのくらいの距離でよく撮るのかを考えながら設定しておけばオートフォーカスを気にしなくても瞬間的にそのシチュエーションを切り取ることができます。

スナップを撮るとき、どこにピントを合わせようかと迷っている暇がないので本当に助かっています。

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僕が一番使っているのが∞(無限遠)で、絞りもF8くらいまで絞っておけば手前から奥まで大体ピントが合っている状態で撮影することができます。

スナップなのでくっきりはっきりジャスピンで撮ることなんてありませんのでこれでOKです。

テーブルフォトや被写体が決まっているときはフォーカスモードを切り替えてしっかりピントを合わせて撮っていますが、スナップなら基本Snapにして撮っています。

これぜひ使ってみてほしい機能なので個人的な推しポイントとして紹介しておきますね。

⑤:軽量だけど剛性が高い

コンデジで重要なポイントはいくつかありますが、その中の外せないひとつには軽量コンパクトという点があると思っています。

コンパクト性は見た通りポケットサイズですが、そのうえで軽量というのがいいですよね。

重量はバッテリーとSDカード込みで257gという驚異的な軽さを実現。

ズームレンズじゃないですし、ストロボも非搭載、ファインダーもないからこそ実現できた軽さだと思います。

すべては開発コンセプトのひとつ携帯性を実現するために余計な機能を削ぎ落したというわけですね。

そしてただ軽いだけではありません。

ボディーはマグネシウム合金を採用しているので高い剛性をもっています。

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見た目はプラスチックっぽいと言われることもありますが、持ってみるとすぐにその剛性と品質の良さに気づくと思います。

⑥:ADJボタンの操作性が高い

親指の位置にあるレバーボタンがADJボタン

GRIIIには「ADJボタン」という秀逸なレバー兼ボタンが搭載されています。

ADJとはアジャストという意味だと思いますが、これが非常に使いやすくて意味もなくいじっちゃいます。

このボタンの機能はカスタムできますが、デフォルトだと

  • イメージコントロール
  • フォーカス
  • 測光モード
  • 記録形式
  • アウトドアモニター

という5つの項目が割り当てられています。

イメージコントロールというのはInstagramでいうところのフィルター機能の様なもので、メーカー問わず大体のカメラには搭載されている機能です。

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FUJIFILMのフィルムシミュレーションが有名ですが、SONYのピクチャーコントロールやCANONのピクチャースタイルなど呼び方はいろいろありますが同じものと考えてOKです。

フォーカスではピンポイントAFやエリアAFなどシーンに合わせて選べるようになっています。

先ほど紹介せいたSnapもこの中から選択する様になります。

4月12日のファームウェアアップデートでゾーンエリアAFが追加されました。

僕はSnapの他にピンポイントAFを多用していてFnボタンにSnap切り替えを割り当ててて必要に応じて使っています。

測光モードは露出(写真の明るさ)の基準を平均的に合わせるか、中央を重点に合わせるかなどを切り替え、記録形式はRAWかJPEGか、または両方かを選択できます。

アウトドアモニターは明るい中で画面が見えにくいときなど、画面の明るさを変えることができますので日中のスナップだと割と使う場面が多いですね。

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もちろんカスタムで自分の好きな機能を割り当てることもできますので使いやすいようにカスタムするのも楽しみのひとつだと思いますよ。

⑦:マクロモードが便利

マクロモードとは被写体にグッと寄って撮影できる機能のことで、花などを撮影するときに重宝します。

花の他にも葉っぱの葉脈や昆虫、身近な小物をマクロで撮ると肉眼では絶対に見ることのできない世界が広がりますのでおすすめです。

マクロモードでの最短撮影距離はレンズから6cmとなっていて、結構近くまで寄ることができます。

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クロップモードで50mmにするとより拡大することができるので僕は花をマクロで撮るときは50mmクロップと組み合わせて撮ることが多いです。

イメージコントロールが秀逸

先ほどちょっとだけ説明したイメージコントロール。

フィルター機能の様なものですが、そこはやはりカメラメーカーがこだわり抜いた色造りになっているのでスマホアプリの様な安っぽいものとは段違いです。

GRIIIでは12種類の選択肢があります。

  • スタンダード
  • ビビット
  • ポジフィルム調
  • ネガフィルム調
  • モノトーン
  • ソフトモノトーン
  • ハードモノトーン
  • ハイコントラスト白黒
  • ブリーチバイパス
  • レトロ
  • HDR調
  • クロスプロセス

この12種類をベースにコントラストを強めたり、色彩を調整したりすることができるのでカメラだけで素晴らしい作品に仕上げることが可能です。

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もちろんRAWでも記録している場合はPCに取り込むときにはこれらの補正はない状態で取り込むことが可能ですのでご安心ください。

僕も基本的にはRAW撮影ですが、GRIIIのイメージコントロールは本当に秀逸なのでJPEGも同時記録してそれぞれ別のフォルダに保存するようにしています。

個人的なお気に入りはポジフィルム調とハイコントラスト白黒です。

Lightroomで真似しようとしてもなかなかできないのでこれはこれで楽しんでいます。

RICOH GRIIIの弱点と対策

もちろん良いところばかりではありません。

コンセプトを実現するために削ぎ落とした機能や利便性も当然ありますが、それらの弱点はカバーすることもできます。

ここではその弱点と対策について解説していきたいと思います。

まずは僕が感じている弱点は以下のとおり。

GRIIIの弱点と対策
  • ファインダー非搭載
  • オートフォーカスは遅いし迷う
  • バッテリーの持ちが悪い
  • 防塵防滴ではない
  • ムービーは得意ではない

①:ファインダー非搭載

GRIIIにはファインダーがありません。

SONYのRX100シリーズにはIIIからポップアップ式のファインダーが搭載されていて割と長く続いているのでニーズはそれなりにあるのだと思います。

ただGRIIIは携帯性を重視した結果、ファインダーは必要ないという考えに至ったとされています。

ただやっぱりファインダーで撮影したいという人のために外付けのファインダーが用意されています。

割と評価の高い製品になっているのでカメラはやっぱりファインダーで撮影したいという人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

タク

その際はGRIIIなら28mm、GRIIIxなら40mmのものをそれぞれ間違えないように注意してくださいね。

②:オートフォーカスは遅いし迷う

GRIIIの弱点のひとつにオートフォーカス性能の弱さがあります。

最近のカメラには珍しいですが、コンデジと考えればこんなもんと割り切ることもできます。

僕がこれまでメインで使っていたのがRX100Vなのでその性能の差は歴然でした。

タク

というよりもRX100が異常に高性能なだけです。

RX100シリーズは一言で言えばSONYの最先端技術を詰め込んだ全部入りコンデジです。

対してGRシリーズは最強のスナップシューターというコンセプトで作られています。

そのためばっちりピントが合ってからシャッターが切れることよりも、ピントが多少甘くてもその瞬間にシャッターを切れることを優先した結果なんですね。

もちろん対策はあります。

GRIIIのオートフォーカスは像面位相差検出とコントラスト検出のハイブリッド検出となっているので被写体のエッジに一度フォーカスを合わせるとすぐにピントが合ってフォーカスポイントが緑色になってくれます。

どんなカメラでも一色の壁など、面にピントを合わせるのが苦手なので線があるところで一度合わせてから構図をずらすといいですよ。

ただGRはスナップシューターです。

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フォーカスモードの「Snap」を使いこなすようにしたほうが幸せになれると思います。

③:バッテリーの持ちが悪い

携帯性を重視した結果ではあるものの、やっぱりバッテリーライフが短いのが弱点です。

スペック上では200枚の撮影が可能とされていますが実際はもう少し持ちます。

それでもやっぱり一眼カメラと比較すると半分以下だと思います。

スリープモードを多用してもあまり変わらないので予備バッテリーを持っておくか、カフェなどで休憩しながらモバイルバッテリーで給電するなど工夫が必要です。

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スリープモードはレンズが出っぱなしになるのでホコリ・チリが入りやすくなるので個人的にはおすすめしません。

ただRICOH GRIIIの純正バッテリーは他メーカーのものよりも非常に安く買いやすいです。

僕も迷わず純正バッテリーを購入しましたがこれは本当に助かりますね。

あと最近買ってよかったもののひとつですがAnkerのパワーバンクフュージョンという30Wまで出すことができるモバイルバッテリーがあるんですが、これが非常にコンパクトで持ち歩いています。

5000mAhなのでiPhoneとかだと満タンにはいかないくらいの容量ですが、予備としては十分ですしGRIIIなら満タンにできちゃいますのでおすすめです。

④:防塵防滴ではない

GRIIIは防塵防滴ではありません。

レンズも沈胴式なので水やほこりが入りやすい仕組みになっています。

ただGRIIIになってからセンサークリーニング機能「ダストリムーバル」が搭載されたため、そこまで気にする必要もないと思っていて、そのままポケットに突っ込んで使っています。

任意で電源ON・OFF時のそれぞれで行うことができますし、電源のON・OFF以外でも行うことができます。意外とこれが優秀でセンサークリーニングに出す前に何度か試したらゴミが取れたという話も聞きます。

僕は電源ON・OFFの両方で自動で行うように設定していますので今までゴミが入ったことはありません。

それでもやっぱりレンズが繰り出す仕組みになっている以上、埃っぽい場所で使うのは避けたほうがいいと思います。

また防滴機能はありませんので雨のときも使うのは控えています。防水ケースも登山用のものがありますが、レンズに固定するタイプなので28mmのGRIIIで使うとケラレが出ますのでおすすめしません。

それよりもレンズアダプターを付けてフィルターを付けてしまうというのが一番いいです。防塵も兼ねてくれますしキャップも付けられますので一石二鳥です。

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僕は携帯性重視なのでつけていませんが、ホコリ・チリが気になる人はチェックしてみてください。

⑤:ムービーは得意ではない

GRIIIはスナップシューターなのでそもそもムービーを撮ろうと思う人はほぼいないと思いますが、昨今のデジカメの中でも特にムービー性能は低いです。

まず4Kは撮れませんしマニュアル設定もできません。

本当に記録的にただ撮るだけです。

オートフォーカスも弱くGRIIIで映像作品を撮るのはやめたほうがいいです。

個人的にGRは動画性能非搭載でもいいと思っているのであまりデメリットと感じていませんが、RX100シリーズと同じように使いたいという人がいたらと思ったので一応書いておきます。

GRIIIとGRIIIxの違い

GRIIIが発売されたのが2019年ですが、2021年にGRIIIxが発売されました。

GRIIIxは焦点距離が40mmになったGRIIIのことでその他のスペックはGRIIIとまったく同じです。

GRシリーズはこれまでずっと28mmのみだったものが昨今のトレンドとなっていた40mmを搭載して一気に売れまくりました。

いずれのタイプも2024年現在、価格.comなどでも人気となっていますがどっちがいいのか問題に悩まされているユーザーは多いのではないでしょうか。

僕自身28mmを選んだ理由はいくつかありますが、当然40mmも欲しいと思っています笑。

そこでまずは28mmを選んだ理由を挙げていきます。

GRIIIを選んだ理由について

僕がGRIII(28mm)を選んだ理由はひとつで『広角はレンズの焦点距離に依存する』からです。

どういうことかといいますと、望遠側に寄せたい場合、クロップやトリミングができるのに対して、広角側は方法がないということです。

ワイドコンバージョンレンズというアイテムがあるのはわかりますが、そもそも携帯性も重視してGRIIIを選んだのにわざわざレンズにアダプターを付けてワイコンを装着するくらいなら一眼を持ち出します。

GRIIIにはクロップ機能があるので28mmだけでなく35mmと50mmの画角で撮影することができます。

個人的には28mmで撮った後にトリミングする方が多く、クロップ機能はあまり使うことはありませんが、いずれにしても望遠側に寄せたい場合には方法があるわけです。

なので40mmのGRIIIxを選んだ場合、40mmが最広角ということになりますのでそれ以上広く撮ることができません。

タク

そういった理由で僕は28mmのGRIIIを選びました。

GRIIIのユーザー評価(口コミなど)

僕個人の視点だけでなく、GRIII・GRIIIxを使ってみたユーザーの声をまとめてみました。

ここでまとめるのはGRIII・GRIIIx共通の評価・口コミで、焦点距離に関するものは除外しました。

主に使用感や携帯性、描写などに関することを中心にまとめていきますのでぜひ参考にしてみてください。

良い評価・口コミ

まずは良い評価・口コミです。

  • とにかく軽い
  • 立ち上がりが早い
  • 画質がいい
  • 撮って出しが綺麗

主に僕が使って感じたものと同じような声が多かったのですが、やはり「軽い」「画質がいい」といった声が圧倒的に多かったです。

一眼カメラでは実現できない軽さながら同等の描写ができるというのが最大のメリットと言ってもいいくらいで、コンデジにAPS-Cセンサーを搭載しているだけのことはありますよね。

撮って出しが綺麗」というのはRAWではなくカメラ側での画作りが良いということで、JPEGのままでも十分綺麗な写真として成立します。

イメージコントロールというフィルター機能を使えばわざわざPCやスマホに取り込んで編集することなくエモい写真や印象的なコントラスト強めの写真として仕上げてくれますので最近では僕も割とそれに甘えてしまうことが多いです。

タク

個人的に「ポジフィルム調」と「ハイコントラスト白黒」が好きです。

悪い評価・口コミ

次に悪い評価・口コミです。

  • 動画性能が低い
  • ホコリ・チリが入りやすい
  • 高い
  • 在庫がない

GRシリーズは「最強のスナップシューター」と謳っているだけあって、スナップ写真に特化したコンデジです。

なのでもとより動画性能にはこだわりはなく、単純に記録的な意味で搭載されているに過ぎません。

とはいえ昨今のコンデジなら当たり前に4K動画も撮影できるのでそれらと比べると動画性能は脆弱と言わざるを得ません。

個人的には別にそれなら搭載しなくてもいいと思っています。

ホコリ・チリが入りやすい」というのは確かに声としては多かったのですが、実は沈胴式レンズを搭載しているカメラやズームレンズでは割と多い現象なんです。

沈胴式というのは電源OFF時などでレンズがボディ内に収まる様になっているもののことです。

で、GRIIIの口コミの中で目立つのがセンサーにホコリが入り込んじゃうというケースが多い様で、レンズを外すことができないためセンサーのクリーニングにはRICOHのサポートに送るしかないというのが1番の難点ということです。

タク

レンズ交換式のカメラなら最悪自分でもクリーニングキットを使ってセンサーの清掃ができるんですが、コンデジの場合だとそうはいきませんよね。

そして1インチや1/2.3インチセンサーのカメラと違ってAPS-Cセンサーなのでホコリも混入しやすいというのが背景にはあるのだと思います。

ただRICOHとしても対策はしており、GRIIIシリーズからはセンサークリーニング機能が搭載されていて、電源ON・OFF時にそれぞれ高速振動させてホコリを除去することができます。

僕はまだホコリがセンサーに入ったことはありませんが、常にこの機能をONにしているのでそこまで気にしていません。

高い」という声はまぁわからないではないです。

もともと10万円前後で販売されていたシリーズなので汗。

僕も実際に高いとは思いましたが、使ってみた今は「まぁ妥当」という感想に変わっています。

とにかくコンセプト通り「速写性」「携帯性」「高画質」にまったく嘘偽りがないRICOHのこだわりを感じたからです。

事実、「在庫がない」といった声が多いのもそのクオリティの高さ故だと思いますので見つけたら即GETするくらいのつもりで探してみてはと思います。

まとめ:RICOH GRIIIは文字通り「最強のスナップシューター」です

結論、「スナップ写真を撮っている人なら一度は使うべきカメラ」です。

携帯性や画角的にはスマホと変わらないかもしれませんが、「速写性」「高画質」という点ではスマホではまだまだ勝負にもならないと思います。

ただ弱点でも挙げた様にオートフォーカスはあまり良くないので子供やペットが遊んでいる場面を撮りたいといった動く被写体の場合は注意が必要です。

動く人や物を撮りたい場合はSONYの1インチセンサーコンデジ、RX100シリーズがおすすめなのでRX100Vのレビュー記事もぜひチェックしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

このブログではカメラやガジェットについて発信していますのでぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです。

それでは!

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