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タク
フォトグラファー兼ブロガー
フォトグラファーです。カメラやレンズ、その他アクセサリーに関する情報を発信していています。インスタグラムでも作例を発信中なのでぜひフォローよろしくおねがします。主な撮影はスポーツシーンとスナップです。スポーツは特にアメリカンフットボールの撮影が多く、チーム専属カメラマンの経験もあります。趣味はアメフト観戦、フラッグフットボール、ルアーフィッシングです。やや多趣味なので忙しすぎです。

おすすめのNDフィルター|可変・マグネットが便利【初心者向け】

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  • NDフィルターが気になっているけど使ったことないんだよな
  • 初心者でも使いやすいNDフィルターが知りたい
  • 選び方も知れたらいいな

初心者にとってNDフィルターは割と難しいアイテムですよね。

周りに使っている人も意外にいないしキタムラとかでもあまり扱っていないので見る機会も少ないと思います。

僕も基本Amazonで買いますしそれでまったく問題ないので記事にしてみました。

この記事では初心者の方におすすめできるNDフィルターを厳選して紹介しつつ、NDフィルターについての基本的な知識や種類なども解説しています。

この記事を読めばはじめてのNDフィルター選びでも失敗が少なくなります。

僕は初心者の方におすすめなのは「可変NDフィルター」だと思っていますのでそこを掘り下げていきましょう。

目次

NDフィルターは可変式がおすすめ【初心者もOK】

まず可変NDフィルターというのはフィルターの濃度を自由に変更できる便利なNDフィルターです。

一般的なNDフィルターは固定値となっており、ND2・ND4・ND8・ND16など、複数のNDフィルターを付け替えながら使います。

セットで売っているものもあったりしますが8枚くらいを常に持ち歩くことにもなってしまいますので初めは可変NDフィルターがいいんじゃないかなと思っています。

おすすめの可変NDフィルターはこの2つです。

まずはこのK&F Conceptのマグネット式可変NDフィルターです。

ND2〜ND32までの濃度となっており一応ムラなしタイプです。

次に紹介するND2〜ND400と比較すると調整幅が小さいですがその分クリアな描写になるためそこはどちらを取るかということになります。

兆秒露光などの特殊なシーンで使いたいという場合には少し濃さが足りないかもしれませんがそれ以外の撮影でれば十分な濃さがあります。

タク
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またマグネット式という画期的な仕様によりピントを合わせる際に一瞬だけ外したいという場合にいちいち回して着脱しなくてもいいという超便利なアイテムです。

次もメーカーは同じくK&F ConseptでこちらはND2〜ND400までをカバー。

ただし上限のND400は光の向きによってはムラが出てしまうことがありますね。

僕が初めて購入した可変NDフィルターは実はこれで、今もカメラバッグに入れています(笑)

海に沈む夕陽の写真を撮るときに使いました。

タク
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いずれのフィルターも可変式で価格も比較的控えめなので初めてのNDフィルターとしては十分なクオリティだと思っています。

なのでまずはこのあたりのフィルターから使ってみてNDフィルターでの撮影の楽しさを気軽に体験してみてほしいなと思います。

NDフィルターのフィルター径は持っているレンズの一番大きい径を選ぼう

NDフィルターを選ぶ際の注意点としてフィルター径を確認するということが重要です。

フィルター径はレンズによって異なる場合が多く、F値の低いレンズほ大きくなる傾向があります。(例外はあります)

なので複数のレンズをお持ちの場合、NDフィルターも同じようにそろえなければならなのかと思われるかもしれませんがご安心ください。

ステップアップリングというアダプターを使うことでレンズ径が異なるレンズでも同じNDフィルターを使いまわすことが出来ます。

こちらがステップアップリングです。

このステップアップリングをレンズにつければレンズ径よりも大きなフィルター径のNDフィルターを使うことが出来ます。

逆にレンズ径よりも小さいものは使えませんのでNDフィルターを選ぶ際には持っているレンズで一番大きなフィルター径を選ぶようにしましょう。

厳密には使えますがレンズ径よりも小さい径のNDフィルターを使うとケラレといって画面の端にレンズのフチが写り込みます。

NDフィルターの数字の意味

ND2とかND4とかの数字ですが、単純に今のシャッタースピードを何倍まで遅くできるか?という意味です。

例えばシャッタースピードが1/200で適正露出という設定があったとします。

ND2を使うとISO感度やF値を変えずに1/100までシャッタースピードを落とすことができます。

もう少し具体的なシーンで説明すると、三脚固定で滝の写真を撮ろうとしているときにISO100、F値9、シャッタースピード1/60で適正露出というシーンがあったとします。

ですが1/60では滝の流れを滑らかに表現することができないのでもっとシャッタースピードを遅くしたい場合がありますよね。

タク
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F値をもっと上げていけばSSを遅くできますがあまりF値を大きくし過ぎると回折減少と言われるレンズの特性によって画質が落ちてしまいます。

そこで画質を綺麗に保ったままスローシャッターにするためにNDフィルターを使うというわけです。

滝の流れを滑らかにするにはSSを2秒くらいまで落とさなければなりません。

今1/60ですからND128前後のフィルターを使えば1.6秒~2秒くらいまでシャッタースピードを落とすことができますよね。

こうすることで滝から流れる水を滑らかな糸のように表現することができるというアイテムです。

これで人間の目では見ることのできない世界を表現することができます。

NDフィルターを使った写真で特に好きなのは海や湖の水面が鏡の様になっている写真でとても現像的に見えます。ありきたりですがその水面に富士山や景色が反射して映り込んでいるともうやばいです(語彙力)。

可変NDフィルターのメリット・デメリット

次に可変NDフィルターを使う際のメリット・デメリットについても解説していきます。

固定式のNDフィルターももちろんですがどんなアイテムにもメリットとデメリットはあります。

質を求めるか利便性を求めるかの違いでどうしてもこれはトレードオフの関係になってしましますね。

そのあたりについてもメリットとデメリットに分けて詳しく解説していきますね。

可変NDフィルターのメリット

メリットは次の通り

  1. 荷物が少なくていい
  2. 付け替える必要がない
  3. 安い

メリット①:荷物が少なくていい

まずは何と言っても1枚あれば大抵のシーンで事足りるという点ですよね。固定式の場合、1枚当たりの重量や質量は小さくとも、何枚も持って行くのは嵩張りますし地味に重いんですよね。

メリット②:付け替える必要がない

また現地でフィルターを付け替える際も天候にもよりますが砂埃など地味に気を使いますのでそういう面でも可変NDフィルターならストレスフリーで使えます。

メリット③:安い

あとは何と言っても1枚買えばいいので固定式を何枚も買うよりは安く済ませることができます。

これらの点が可変NDフィルターのメリットですね。

可変NDフィルターのデメリット

デメリットは次の通り

  1. 減光ムラが気になる
  2. 経年劣化する

デメリット①:減光ムラが気になる

減光ムラとは写真に濃い部分と薄い部分が出てしまうという現象です。

ただこれは調整次第でカバーできますのでしっかりと特性を理解しておけば自分で解決できます。

デメリット②:経年劣化する

可変NDフィルターは偏光膜と呼ばれる特殊なフィルターを使っている特性があり、この偏光膜に寿命があるため経年劣化します。

ただメーカーHPを見てみると5年〜7年で劣化と書いてあるためそこまで気にすることはなさそうです。

多分寿命よりも先に傷などの原因で買い替える必要が出てくる方が先だと思いますね。

デメリットについては別の記事でもっと詳しく解説していますのでメリットは分かったけどどうしてもデメリットが気になるという方はぜひ読んでみていただけると嬉しいです。

≫ NDフィルターは可変でもOK!【デメリットはカバーできます】

自分に合ったNDフィルターの選び方

自分にあったNDフィルターの選び方についても解説します。

難しく考える必要は全然なくてシンプルにどのくらいのシャッタースピードを使いたいか?という点から逆算すればOKです。

例えば滝の写真を滑らかに表現したいという場合ならシャッタースピードは2秒くらい必要なので日中の撮影であればISO感度100・F8・SS1/125という撮影環境だった場合、SS1/250秒を2秒まで伸ばすことができるNDフィルターの番号は9段分なのでND256が必要になるという考え方です。

NDフィルター未使用時のシャッタースピードから設定したいシャッタースピードまで下げるには何番のNDフィルターを使えばいいのかという早見表がケンコートキナーさんのHPあるのでそちらを見ると分かりやすいですね。


ケンコートキナーHPより

ここでは方程式を載せておきます。

NDフィルターナンバーの求め方

「ND使用時SS ÷ ND未使用時SS = 使えばいいND番号」

です。

先ほどの例でこの方程式を使うと

2秒 ÷ 1/125(0.008秒) = ND256(250だけど近いND番号で)

となります。

良くわかりませんよね。

はい、大丈夫です。

タク
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僕もそんな計算してません。困ったときはケントキさんのHPの早見表を見てます(笑)

普段自分が良く撮影している環境を振り返って使いたいシャッタースピードをまずは決めておくと必要なNDフィルターの濃さが分かるので、そういった面でも可変式なら幅広く対応できますよね。

幅広く対応という意味では2つ目に紹介したND2-ND400の方がおすすめですかね。

ND400まであれば大抵のシーンでは対応できますのでそれ以上必要という場合には個別でND1000とかを購入すればいいかと思います。

まとめ:初心者は可変NDフィルターを買うべし!

結論:初心者の方には可変NDフィルターが超おすすめ!

NDフィルターにハマると一段上の描写力が欲しくなります(笑)

でもフィルターよりもレンズに左右されるというケースが多いのでまず今のレンズでも十分な効果を得られる可変NDからはじめてみてはいかがでしょうか。

可変NDフィルターにも高価なものがあり、非常にクリアな描写のものも多く販売されています。

プロの写真家の方の多くは固定式のものを重ね合わせたりするのでお高いフィルターを使っていますが、正直数万円もするフィルターを趣味の範疇で何枚も変えませんよね(笑)

でも安価なフィルターでも趣味なら十分な表現ができますのでぜひNDフィルターを使った撮影にトライしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

このブログではカメラや写真に関する情報を発信しています。

よかったらぜひ他の記事も読んでみてください^^

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • カメラ教え魔系YouTubeでは、NDフィルターに寿命が有るということを、教え無いし〜!
    NDフィルターも、PLフィルターのように、偏光膜でできていることを教え無い。
    知識不足の教え無魔系YouTubeなんだなぁ〜!

    • コメントありがとうございます!!

      おっしゃる通りフィルターの寿命についてはあまり知られていない部分かもしれません。

      どんなものにも経年劣化はありますよね。

      自分もまだまだですがデメリットは正確にお伝えしたうえで楽しんでいただきたいと思っておりますm(_ _)m

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