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フォトグラファー兼ブロガー
フォトグラファーです。カメラやレンズ、その他アクセサリーに関する情報を発信していています。インスタグラムでも作例を発信中なのでぜひフォローよろしくおねがします。主な撮影はスポーツシーンとスナップです。スポーツは特にアメリカンフットボールの撮影が多く、チーム専属カメラマンの経験もあります。趣味はアメフト観戦、フラッグフットボール、ルアーフィッシングです。やや多趣味なので忙しすぎです。

ぶれた写真の撮り方解説【印象的な写真を撮ろう】

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  • ぶれた写真の撮り方が知りたい
  • 街中で人が歩いているシーンをぶらしてカッコよく撮りたい

最近のカメラは誰がとってもうまく撮れるのでわざとぶれた写真を撮りたいという場合にどうしたらいいのか困りますよね。

この記事ではぶれた写真の撮り方として主に2つの方法について解説しています。この記事を読めば誰でも簡単にぶれた写真を撮ることが出来るようになると思います。

写真のぶれはシャッタースピードを遅くするだけで表現できます。

この記事ではぶれた写真を撮るためのカメラの設定方法や、そのために必要なNDフィルターというアイテムの紹介もしていますのでぜひ参考にしてみてください。

目次

ぶれた写真の撮り方解説【印象的な写真を撮ろう】

さっそくブレた写真の撮り方を解説しますが大きくわけて2パターンあります。

  1. シャッタースピードを遅くして撮る
  2. NDフィルターを使って撮る

これでだけですね。

厳密に言えばパターンその①のシャッタースピードを遅くして撮るというのは被写体の一部のみにぶれを表現するケースと、カメラごと振って写真全体にぶれを表現するケースの2パターンがあります。

例えばこの写真みたいに街並みを撮りつつ走っている車をぶれさせたい場合は前者でカメラは普通に構えて動いている被写体だけがぶれるくらいのシャッタースピードに設定します。

目安はだいたい1/10〜1/15くらいですかね。

当然F値は絞りまくります。F22くらいまで絞らないと日中でそのシャッタースピードまで落とすことは不可能です。

ただレンズというのは絞りすぎると回折現象というものが働き画質が劣化します。

なのでF値はあまり絞りすぎないようにしたいですね。

そこで便利なアイテムがパターンその②のNDフィルターです。

簡単に言うとレンズにつけるサングラス的なフィルターですがこれをつけることで日中でもF値を絞らなくてもシャッタースピードを下げることができます。

それぞれのパターンをもう少し詳しく解説していきますね。

カメラだけでぶれた写真を撮る方法

まずカメラだけでぶれた写真を撮る方法ですが、先ほど言った通りシャッタースピードを遅くします。

手ぶれしてしまうとわざとぶれを生じさせたのかミスってぶれてしまったのかわからなくなってしまうため、ここでは一部分だけぶれさせたい場合の方法を紹介しますね。

カメラのモードはなんでもOKですが一番簡単な方法はシャッタースピード優先オートです。カメラのモードダイヤルで「S」と書かれているモードですね。

そしてシャッタースピードを1/15くらいまで下げるとF値が自動に絞られていきますのでその設定で撮影すると被写体だけがぶれた写真を撮ることができます。

ISO感度は一番低くてOKです。オートにしておけば基本的にシャッタースピードの次に優先されると思いますのでカメラがうまくF値とバランスを保ってくれます。

ここで重要なポイントがひとつありまして、それは手ぶれ補正機能をONにするということです。

タク
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ぶれさせたいのに手ぶれ補正をONにするの?と思うかもしれませんが、これは動いている被写体のみをぶれさせるためです。

最初の写真の様に街並みはぶれさせたくない場合です。

相当古い機材でなければカメラ本体かレンズかに手ぶれ補正が搭載されていると思いますのでそれをONにします。

あとは好みの明るさになるまでF値を絞っていけば街並みはしっかりぶれないまま動いている被写体だけをぶれさせることができますよ。

F値も低いままふんわりした雰囲気で逆光なんかも柔らかく表現したいという場合にはカメラだけでというのは非常に難しいです。というよりある程度の暗さがないと不可能です。

そういった作品寄りのぶれた写真を撮りたい場合はNDフィルターを使うしかないと思います。

NDフィルターという神アイテムを使う方法

ぶれた表現かつ低いF値で背景をぼけさせたい場合はNDフィルターを使います。想定する撮影環境は日中の屋外で晴れた日に逆光もうまく取り入れた雰囲気のある写真とします。

この場合のカメラの設定は

  • ISO感度:100
  • F値:開放(そのレンズの一番低いF値)
  • シャッタースピード:1/15

とします。

F値は1.8や2.8という数値を想定すると適正な露出になるシャッタースピードは1/1000前後になるかと思いますが、そのシャッタースピードでは被写体は完全に止まってしまいます。

そこでNDフィルターというレンズにつけるサングラスを装着するというわけです。NDフィルターにはナンバリングがありまして、ND8やND16といった数字があります。

タク
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数字の意味はその数字分の1までシャッタースピードを遅くしますよという意味です。

なのでND8なら1/8遅くなるということです。1/1000だったシャッタースピードが1/125まで下げることができます。

なので1/15まで下げたい場合にはND64のNDフィルターを使えばOKですね。

どのNDフィルターを使えばいいかをわかりやすく表した図もありますので参考にしてみてくださいね。

ケンコートキナーHPより

NDフィルターをレンズに装着したらあとは普通に撮影するだけでOKです。

手ぶれの目安は今使っているレンズの焦点距離分の1ですが、手ぶれ補正が何段分効いているかを把握していれば多少はカバーしてくれますので積極的に撮ってみてください。

それで写真を見てみてもう少しシャッタースピードをあげて撮るという感じで調整していけばOKです。

おすすめのNDフィルターを紹介している記事もありますので興味があれば読んでみてください。

≫ おすすめのNDフィルター|可変・マグネットが便利【初心者向け】

まとめ:ぶれた写真を撮る方法は2つあります

  1. シャッタースピードを遅くして撮る。
  2. NDフィルターを使って撮る。

結論としてはとにかくシャッタースピードを遅くして撮るという一言なんですが、より自由な表現がしたいという場合にはNDフィルターは必須かなと思っています。

F値を絞ってどうにかしようとするとどうしても回折現象と言われるレンズの特性上画質が低下してしまいますし、逆光の光はトゲトゲの線状になるので柔らかい印象は難しいです。

夜景なんかでわざと光の線を出したい場合でない限り、光は柔らかく表現した方が写真の雰囲気は良くなりますので写真を趣味としているのであればNDフィルターはぜひ一度使ってみてほしいアイテムですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

このブログではカメラに関することを発信していますので、ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです。それではまた別の記事で!

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