- カメラの雨対策はどうしたらいいの?
- カバーとかあった方がいいのかな?
カメラを雨の日に使う際、いろいろなことに気を遣いますよね。
スナップシーンなら傘をさしながらコンデジなんかでサッと撮る場合が多いのでそこまで気にしいませんが風景やスポーツ撮影では傘をさしていられませんのでどうしてもカメラに雨対策をしなければなりません。
僕はスポーツ撮影をすることが多いんですけど雨男なので割と雨での撮影が多いです。(チームに申し訳ない笑)
この記事では僕がよくやっている雨対策を少し紹介しつつおすすめの雨対策アイテムなんかも紹介できればと思いますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
カメラの雨対策【カメラを濡らすな】
カメラの雨対策で気をつけるべき点
- カメラ本体とレンズを雨から守る
- レンズ交換は出来る限りしない
- 露出設定はホワイトバランスに注意
はじめの2つはカメラやレンズを雨から守るための注意点で、3つ目は撮影時の設定に関わる注意点となっております。
雨の日の撮影というよりも出かけるだけでも色々なことに気を遣わなければならないと思いますので優先したい点に絞りました。
カメラ本体とレンズを雨から守る
某映画のタイトルみたいな記事タイトルにしたのは半分冗談ですが半分は真面目に言っています(笑)
カメラの雨対策で気をつけなければならないのは何と言っても雨からカメラを守るという点ですよね。
カメラにはあらかじめ防塵防滴の対策がされている機種もありますが、一定のクラス以上でなければあまり効果は期待できません。
なので霧雨程度ならそこまで気にすることもないかもしれませんが傘が必要なくらいの雨が降っている、または降りそうな状況であればカメラを雨から守る対策はしておいた方がいいと思います。
知り合いのカメラマンはフラッグシップ機を使っていても本体に雨が入ってエラーが出っぱなしで撮影が出来なくなり、修理で数万円かかったと言っていましたので雨を甘く見ないようにしたいですね。
レンズ交換は出来る限りしない
次に雨の日はレンズ交換を極力しないことです。
2台体制であれば問題ないと思いますが、正直2台体制でカメラを持ち出す人は少数派だと思っています。
なので多くの場合はカメラ1台にレンズを2本くらいで出かけるパターンが多いのではないでしょうか。
ただでさえ屋外でレンズ交換をするとどうしても風があったりする関係でセンサーに埃が入りやすいという状況で、その上雨が降っている場合はより環境としては怖いですよね。
なのであらかじめ雨が予想される撮影環境ではある程度オールマイティに撮れるレンズを一本つけて極力そのレンズで対応するというのがいいと思います。
便利ズームがおすすめですが「便利ズームは画質が悪い」と言われがちですが動体撮影でなければ気にするほどではないというのが率直な感想です。
スポーツ撮影では流石に便利ズームだとオートフォーカスが間に合わない場面が多いと思いますのでその場合は純正レンズが好ましいですがそうでない場合は便利ズームも選択肢のひとつとしてあってもいいと思っています。
便利ズームとはズーム域が広いレンズのことで例えば24-105mmやもっと広いレンジだと28-200mm、16-300mmなどがあります。個人的にタムロンの便利ズームはクオリティが高いと感じていますよ。
コンデジを持っている場合はサブ機としてコンデジを使うというのも一つですよね。
僕もレフ機メインでサブに1インチセンサーのコンデジを持ち出すケースはあります。
露出設定はホワイトバランスに注意
そして雨や曇りの日の注意点としてホワイトバランスの調整があります。
多くの場合はWBオートで撮影すると思いますし最近の機種のオートWBはかなり優秀なので問題ありません。またRAW撮影であれば後から調整できるのであまり関係ないですが僕の場合、スポーツ撮影はJPEGのみで撮影することが結構多く、その際に一番気を遣うのがWBや色味の調整です。
JPEGはあとから補正が利きにくいので撮影する段階でバッチリとWBや色味を決めておくことが重要です。
晴れている日ならWBも取りやすく、良い光も回っているため色彩もくっきり豊かに映ってくれますが、雨や曇りとなるとかなり寒色気味に映るんですよね。
それがあまり好きではなく、いつも色鮮やかに表現するために苦戦するポイントなんですよね。
なのでWBはマニュアルで設定するようにして、普段よりも彩度を高くして撮影します。
そうすると雨や曇りでもなんとか写真として成立する仕上がりになりますの試してみてください。
おすすめのカメラ用雨対策アイテム
カメラ用の雨対策アイテムを紹介しますね。
- カメラ用レインカバー
- パーマセルテープ
- 防水カメラバッグ
ここで挙げたものはあくまでカメラを雨から守る目的のものに限定しています。
なのでレインウェアやレインシューズなどは除外してありますが、それはあるもので対策するという形でOKです。ワークマンなどで安く揃うと思いますのでぜひチェックしてみてくださいね。
①カメラ用レインカバー
カメラ用雨対策アイテムの一つ目は何と言ってもレインカバーですね。
これは本当にピンキリというかメーカー純正品からちょっとしたものまで幅広いです。
メーカー純正のものが一番良いのは間違いありませんがしょっちゅう使うものではなないので金額的に躊躇しますよね。なので頻繁に使うユーザーでなければそこそこのもので十分です。
僕が使っているもののリンクを置いておきますので参考になれば幸いです。
よくあるタイプで両側から手を入れる仕様のものもありますがあれは手を入れたり出したりするのに手間取りシャッターチャンス逃します(笑)
なので下からサッと持てるタイプがおすすめです。
②パーマセルテープ
次にパーマセルテープです。
パーマセルテープとはマスキングテープのように紙で作られたテープのことです。
主に以下のような用途で使います。
- レンズの固定
- 位置決め表示
- 物撮りの固定
- 清掃(埃取り)
このパーマセルテープがなぜ雨対策のアイテムなのか?というと、先ほど紹介したレインカバーをレンズフードに固定するためです。
多くの場合、レインカバーにはレンズ部分に絞るための紐がついていますが、ズームレンズを使うと絞っていてもほぼ100%カバーがずれます。(経験談)
なのでレンズフードにレインカバーの先をパーマセルテープで巻いて固定した方が確実です。
ズームレンズは伸縮式のものが多く、鏡筒から水が浸水してしまうことがあります。それがカビや故障の原因になることがあるので伸縮式ズームレンズと雨の相性は最悪です。
そこでレインカバーとパーマセルテープで対策をすれば安心して撮影ができるというわけですね。
僕もこの方法で撮影していますが、ズームレンズからレインカバーが外れたことは一度もありませんし、もちろん故障やカビもありませんのでおすすめの方法ですよ。
マスキングテープじゃだめなの?という疑問もあるかと思いますが、僕も同じくでして一度試したことがあります。
結果的に粘着力が弱い上に濡れるとすぐに剥がれてしまい、何度も貼り直すという羽目に・・・。スポーツ撮影の現場ではそんな事していられませんのでシャッターチャンスを逃したくなければはじめからパーマセルテープを使うことをおすすめします。
③防水カメラバッグ
最後は防水のカメラバッグです。
このカメラバッグはバックパックタイプでデザインもシックなつくりなのでカメラバッグによくあるようないかにも感はないと思います。
同じラインナップにショルダータイプもあるので機材のボリュームとお好みで選べばOKですね。
防水のリュック・またはカバーがあるならインナーポーチに入れればOKだと思います。
多くの場合は1台にレンズ2本くらいの持ち出しだと思いますので防水カメラバッグを買うほどもはないと思います。
なので普段メインで使っているリュックやバッグがあればバックパック用のレインカバーを持っておけばいいかもしれませんね。サイドポケットに忍ばせておけばいいので忘れる心配もほぼなしというのが便利です。
バックパック用のレインカバーのデメリットは開け閉めがメンドクサイという点です。
全体を覆うので一度外さなければ外側のポケットの小物すら出すことができませんので物の出し入れが多いケースは不向きかもしれません。
その場合はカメラやキャンプの際に便利なベストを着ておくと小物をベストのポケットに入れておけますのでおすすめですよ。
まとめ:カメラの雨対策はとにかく濡らさないことを優先しよう
結論「カメラの雨対策は濡らさないことを優先しよう」
当たり前すぎてすみません。
ただこれ結構できないんですよね。
最初から降っていればそこそこ気をつけながら扱うんですけど急に降ってきたときは割と緊急避難が出来なくて結構濡らしてしまったことがあります。
そんな時に防水リュックがあればとりあえず突っ込んでから雨の当たらない場所に避難して体制を整えることができますので重宝しています。
あとは帰宅してからのメンテナンスも重要なのでこれは別の記事でメンテナンスについて書いていますのでぜひそちらの記事も読んでみてくださいね。
https://takblog.org/slr-camera-maintenance/
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログではカメラに関することを発信していますので引き続きよろしくお願いいたします。
それではまた別の記事で!
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