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フォトグラファー兼ブロガー
フォトグラファーです。カメラやレンズ、その他アクセサリーに関する情報を発信していています。インスタグラムでも作例を発信中なのでぜひフォローよろしくおねがします。主な撮影はスポーツシーンとスナップです。スポーツは特にアメリカンフットボールの撮影が多く、チーム専属カメラマンの経験もあります。趣味はアメフト観戦、フラッグフットボール、ルアーフィッシングです。やや多趣味なので忙しすぎです。

一眼レフカメラはオワコン?!レフ機メインのフォトグラファーがお答えします

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こんな人におすすめ

  • いまどき一眼レフって古くない?
  • ミラーレス主流だしレフ機なんて笑
  • そもそもカメラそのものがいらなくなってない?

という疑問にお答えします。

本記事では一眼レフカメラはオワコンなのかどうかをじっくり解説していきます。

今、各メーカーともミラーレス機に力を入れていますよね。その中で一眼レフは残っていくのかという視点や個人的な意見も含めて記事にしてみようと思います。

この記事を書いている僕はカメラ歴でいうと7年目くらいのフォトグラファーです。

大学のスポーツチームのカメラマンとして試合のときはフィールドに入って競技を撮っています。

使っているカメラはCANONの一眼レフです。

理由は動体撮影にはやっぱりまだまだ一眼レフの方が被写体を追いやすいからです。

ミーラーレス機は最高級機でない限りファインダーで見た時の被写体にラグがあるので一瞬が決め手となるスポーツシーンでは一般のユーザーが使うことが多いミドル機までの機種では難しいと思います。

でも普段のスナップではミラーレスも使っていますしミラーレスの撮る前に写真の仕上がりが確認できる仕組みは非常に便利ですし、今では主流になっているのも納得ですよね。

それらの意見を踏まえてシーン別に一眼レフをミラーレスのメリット・デメリットを交えて考察してみたいと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。

目次

一眼レフカメラはオワコン?!レフ機メインのフォトグラファーがお答えします

この記事にたどり着いたということは一眼レフ機を持っている、もしくはこれから購入しようと思っている方でしょうか。

今、家電量販店やカメラ屋さんに行くと多くはミラーレスメインで売り場を作っている印象がありますよね。

僕の住んでいる静岡県でも同じような状況になっています。

例えば今はSONYのα6400などのコンパクトで軽量なミラーレスが結構売れ筋のようで、どの店も必ずおいてありますよね。続いてCANONのEOS Mシリーズもかなり多く置いてあります。

もちろん一眼レフもおいてありますが申し訳程度という場合も少なくなく、一眼レフメインで使っている僕としては非常に寂しい思いをすることが多いです(笑)

そこでこれから色々と考察していこうと思いますが、まずはなぜ一眼レフがオワコンと言われているのかをみてみましょう。

ちなみにこの記事では一眼レフ=一眼レフカメラ、ミラーレス=一眼ミラーレスカメラと表現するようにしています。個人的にはレフ機とミラーレスなどと分けていますが一般の方はレフ機とは呼ばないと思いますので(汗)

一眼レフカメラがオワコンと言われる理由

はい、ずばり「大きくて重たい」からです。

多くのカメラユーザーはアマチュアですし、運動会などで子供を撮りたいという理由でカメラを購入すると思います。野鳥撮影や風景撮影をする人でも重たいレンズや三脚を担いで長時間撮影するわけですから機材は少しでも軽い方がいいわけですね。

したがってミラーレスに比べて大きくて重たい一眼レフを今からわざわざ購入する理由がないワケです。

またミラーレスカメラは基本的に液晶を見ながら撮影しますので撮る前に写真の見え方を確認できるのでミスショットが少ないという点も大きなメリットです。

一眼レフの場合はファインダーで見た絵とシャッターを切って写真になった絵で明るさがかなり違ったりと慣れていないと思い通りの明るさで撮れていないというケースもあります。

そうすると同じ構図で何度も撮り直したりと効率も悪くなってしまうワケですね。なのでカメラ初心者にとっては特にミラーレスを使った方が少ない手数で綺麗な写真が撮れてしまうというわけですね。

ミラーレスカメラの超絶進化

一眼レフユーザーとしてもミラーレスの進化は非常に魅力的です。ミラーレスの主なメリットは次の点にあります。

CANONのEOS R5とEOS R6(最近R6mark2を発表しました)が多くのユーザーから高評価を得ています。

スポーツシーンメインの僕としてはやっぱりEVF(電子ビューファインダー)ではなくて実像を見ながらシャッターを切りたいという思いが強いのでなかなか踏み切ることができませんが、東京オリンピックではCANON EOS R3やNikonのZ9などのミラーレスの最上位モデルが多く使われていたという事実もあり、次第にプロの現場ではスポーツもミラーレスで撮られることが主流になりつつあります。

そろそろ一般機にもスポーツが取れるミラーレスが出てきて欲しいですよね!

スポーツシーンでなければ最新ミラーレスでなくてもSONYのαシリーズはどれも秀逸なカメラとなっており、他のメーカーよりも先にミラーレスに注力していただけあって完成度は非常に高いと思います。

タク
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子供の運動会くらいのスポーツシーンならミラーレスでも問題なく撮れます!

特に瞳オートフォーカスの性能は速度や精度を見ても非常に優秀ですので、人物撮影にもかなり便利なカメラと言えますよね。

一眼レフカメラは多少ピントが合わないケースが多いという点もミラーレスが人気になる理由の一つとも言え、ミラーレスのピント(オートフォーカス)性能は非常に優秀です。

そりゃ写真を撮るうえで一番重要といっても過言ではないピント性能で申し分なければ小さくて軽いミラーレスを選びたくなりますね。

各メーカーもミラーレスに注力

そしてなんといっても各カメラメーカーもミラーレスに力を入れているので今後一眼カメラのメインストリームはやっぱりミラーレスになっていくものと思います。

極め付けは「CANONもNikonもフラッグシップ機での一眼レフの開発はやめたという発表」もありました。

タク
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一般機はまだそういった発表はありませんのでご安心くださいね。

CANONのEOS Rシリーズ、NIKONのZシリーズ、SONYのαシリーズはユーザーの評価も高く、メーカーや家電量販店のやる気もかなり高いのが売り場をみてもわかりますよね。

やっぱりコンパクトかつハイスペックなのでどうしても最新のカメラというイメージがあります。一眼レフも並んでいますが、同じような金額を出すのであれば誰だって最新・軽量・コンパクトと三拍子揃ったミラーレスを選んでしまうのも納得です。

それくらいミラーレスカメラのデキは素晴らしいです。これからまだまだ進化していくと思いますよ。

これから先のカメラ業界を考察

これから先のカメラ業界を考察

次にメーカー側の視点やこれからのカメラシーンがどうなっていくのかを考察してみましょう。

フィルムからデジタルになってレフ機からミラーレスに移り変わるカメラシーンですが、このままミラーレス市場が盛り上がっていくのか、一眼レフカメラはなくなってしまうのかなどを僕なりに考えてみました。

ミラーレスメインでいくのか?

まずミラーレスメインになっていくのか?という点ですが、これは「そう」だと思います。かつてフィルムカメラがメインでしたが今はデジタルカメラがほとんどです。他の製品でも同じことが起こっていますよね。例えば携帯電話も今はほぼスマホになっていますし、VHSだって今はほとんど見ることがありません。それと同じようにカメラもミラーレスが主流になっていくと思います。

ただし。

ただしカメラについてはこのまま一眼レフ機がなくなっていくということは考えにくいと思っています。これは車のマニュアル車と同じようなニュアンスですが、やっぱりカメラが好きな人は一眼レフ機の『撮っている感』を忘れることはできませんし、動くものをメインで撮影しているカメラマンやフォトグラファーは光学式ファインダーの方が撮りやすいです。ミラーがバシャっと上がる感覚も堪りませんし(笑)

なので市場は縮小すると思いますが、マニュアル車にこだわる人がいるようにカメラだってレフ機にこだわる人がいます。僕もその一人ですしメーカーだって一眼レフ機を作り続けると思います。最悪業務用などの一部のニーズに応える程度の市場になってもなくなることはありませんね。

一眼レフの位置付けは?

ではレフ機からみたレフ機の存在意義を考えてみましょう。

一眼レフカメラのメリットは次のポイントにあると思います。

一眼レフのメリット

  • バッテリーの持ちがいい
  • 光学式ファインダーなので動体撮影に強い
  • 撮っている感

はい、ざっとこんなところでしょうか?

まず「バッテリーの持ちがいい」という点ですが、ミラーレスカメラは電子式ファインダーなのでライブビューでもファインダー撮影でも常に電気を使っているんですね。

そのためバッテリーの持ちが悪く、1日撮影するには予備のバッテリーがどうしても必要になります。バッテリーは小さいのバッグに入れて持ち歩けばいいという考えもありますが、フィールド撮影時なんかではバッテリー交換している暇はありません。

アメフトの撮影なんかでは試合は約2時間半くらいかかりますのでミラーレスでは間違いなく持ちません。(枚数的にも1,000枚くらい撮るので到底無理ですね)

次に、「光学式ファインダーなので動体撮影に強い」という点ですが先ほど挙げたアメフトの撮影では選手が縦横無尽に動き回るのでファインダーで覗きながらシャッターチャンスを狙うわけです。

それが電子式ファインダーではチラつきや遅延がどうしても発生してしまうため微妙に狙った写真とは違う絵になってしまうんですよね。ボールを蹴る瞬間を撮りたかったのに蹴った後の写真になっていたりします。

なので動くものを撮影するにはまだまだ光学式ファインダーがいいですね。

最後に「撮っている感」ですが、これはまぁ好みの問題です(笑)

ミラーレスカメラでは感じることのできないミラーショック(ミラーが跳ね上がる衝撃)や、実際の景色を覗きながら切り取る感覚(ミラーレスは映像を見ながら撮影している)は一眼レフカメラならではのものです。

例えて言うなら実際に会って会話しているのと、テレビ電話で会話しているくらい違います。

その差は今後どれだけEVFが進化したとしても埋められない差ではないかと思います。

そんな理由で一眼レフカメラの位置付けは車でいうマニュアル車と同じような存在になるのではないかと思っていますね。

一眼レフカメラはなくなるのか?

これはずばりな疑問ですが

『なくならない』と思います。

それはなぜかというとさっき上げた3つのメリットが決定的なアドバンテージを持っているからです。

バッテリーの持ち、光学式ファインダーの気持ちよさ、シューティング感は今後ミラーレス機がどんなに進化しても絶対に一眼レフ機には勝てない要素です。

バッテリーは革新的な技術で大幅に改善される可能性はありますが、その技術で一眼レフ機にも併用できるバッテリーが作れないわけがないのでここで差を詰めることは出来ないと思います。

そして光学式ファインダーもどんなに電子式ファインダーが進化しても所詮は映像なので実際の絵を見ている感覚は味わえません。したがって最後の撮っている感覚もそれ故に弱いのがミラーレスではないかと思います。

逆にミラーレスの視点で考えてもメリットは小さくて軽いという点だったはずが最近の最新モデルは一眼レフ機とあまり変わらない大きさで重さもいうほど軽くはありません。

レンズも写りを重視するあまり大口径レンズで重たいし総重量は一眼レフとほぼ一緒というケースも珍しくありません。さすがにフルサイズ一眼レフと比べれば多少はコンパクトですが、APS-C機ではほぼ変わらないと言ってもいいと思います。

それならわざわざ高い金額でミラーレスを買うより大きさ・重さが大して変わらず、バッテリーの持ちが良い一眼レフを購入するというケースも増えてくると思います。

オートフォーカス性能は現状ミラーレスに軍配ですが、スポーツカメラマンなどではない限りレフ機のオートフォーカスでも十分事足りますからね。

以上の理由で僕は一眼レフはなくならないと思っています。

まとめ:一眼レフ機はなくならない!

まとめ:一眼レフ機はなくならない!

結論:『一眼レフ機はオワコンではない!』

はい、これからも一眼レフ機は引き続き大活躍してくれること間違いなしです。

今、一眼カメラを購入しようと迷っているのであれば一度家電量販店やカメラ店でミラーレスのファインダーを覗いてみてください。

電子式ファインダーで左右にカメラを向けて画面のちらつきや遅延に耐えられるのであれば今のところ最新とされるミラーレスも非常に魅力的なカメラだと思います。

何よりもピントが非常に正確なのでミスショットがないという最大のメリットがあるのでそれだけを理由にミラーレスを選ぶのもアリです。

この記事は一眼レフ機がオワコンではないという理由を解説するのが目的なのでレフ機推しな記事になっていますが決してミラーレスがダメというわけではありません。

タク
タク

僕としては使い分けをすることで両方のメリットを生かしたカメラライフを送ることができると思っていますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

このブログではカメラや周辺機器、撮影に関することを書いています。興味があればぜひ他の記事も読んでくれたらうれしいです。

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