- カメラのレンズにプロテクターってつける?
- 安物のレンズにもプロテクターはつけた方がいい?
一眼カメラを購入する際におすすめされるレンズプロテクターですが皆さんはつけていますか?
この記事ではレンズプロテクターについて、その役割とつける基準について解説しています。
僕はレンズによってつけたりつけなかったりしていますが、つけるレンズとつけないレンズの分け方やおすすめのレンズプロテクターなんかも紹介できればと思います。
レンズプロテクターもピンキリで、めっちゃ高いものから格安のもので幅広くありますが、その中からちょうどいいものをチョイスしていきたいと思いますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
カメラのレンズにプロテクターは必要か?【コスパ良いのあります】
早くおすすめのレンズプロテクターを知りたい人は次の章までジャンプできます^^
それではまず、カメラのレンズプロテクターがなぜ必要なのかを解説します。
理由は以下のとおりです。
- レンズを衝撃や傷から守る
- レンズが汚れるのを防ぐ
- 保険
僕の場合はこのような意味合いでつけています。
レンズを衝撃から守るというのはレンズフードをつけていれば大体は先にレンズフードに衝撃がくるので問題ないはずなんですが、山の中に入ったりすると木の枝なんかがあるのでレンズフードをつけていてもレンズに当たってしまうことは良くあります。
そんなときにレンズプロテクターをつけていれば木の枝で傷がつくのを防いでくれます。
また不安定な場所で三脚を立てて撮影する際も、急に三脚が倒れたりすることもあるのでプロテクターがあった方がレンズが割れてしまう可能性を軽減できます。
またレンズが汚れるのを防ぐ目的もありまして指紋や泥ハネなんかが直接レンズにつくのを防いでくれます。
スポーツ撮影の際は近くで選手が走ったりすると肉眼では見えにくい埃や砂が舞い上がってレンズに付着することが多いです。
その上から何かの拍子に触れてしまったりすると傷がつきやすく、余計な水分がついたりするとカビの原因になったりします。
それらの外的要因からレンズを保護するのがレンズプロテクターをつける理由ですね。
最後の保険というのは修理費用を考慮した場合、数万円はかかってしまうことが多い修理よりも数千円で済むレンズプロテクターである程度の衝撃や傷から守ることができれば安いものと考えるという意味です。
当然プロテクターもいいやつを選ぶと数万円のものもありますが、もっと安くて性能も十分なものもありますのでご安心ください。
レンズプロテクターをつけるべきレンズとは
ただすべてのレンズにプロテクターをつけなければならないのかというとそうでもありません。
実際に僕もレンズプロテクターをつけていないレンズも沢山あります。
僕がレンズプロテクターをつける場合は以下の通りです。
- 高額なレンズ
- 希少性の高いレンズ
- 埃っぽい場所で使うとき
まずはやっぱり高額なレンズの場合はそれなりのレンズプロテクターをつけています。
レンズプロテクターの金額は高いもので1万円以上するものもありますが、僕が使っているのは数千円で購入できるものなので、5万円以上するレンズにはプロテクターをつけるようにしています。
あとは金額に関わらずもう手に入らないような珍しいレンズにもつけるようにしたいですね。僕は今のところそういったレンズは持ち合わせてはいませんが、例えばディスコン(販売終了)してしまったり、修理・サポート対応が終了してしまったレンズなんかはつけた方が良いかもしれません。
あとは運動会など、砂や埃が多そうな場所で使う場合は金額に関わらずつけるようにしたいですね。
レンズプロテクターをつけなくてもいいレンズとは
逆にレンズプロテクターをつけないのは以下のような場合です。
- 中古などで安くGETしたレンズ
- オールドレンズ
- 屋内などの暗い場所で使うとき
中古で格安で購入したレンズというのはおそらく他にも同じような程度のものが出回っていると思いますので、最悪購入しなおすということも出来ると思います。
レンズプロテクターも超安い種類もありますが基本的にそういった種類のプロテクターはおすすめできません。(理由は後述します)
なので金額的に3万円以下のレンズには僕もプロテクターはつけていませんね。
先ほど5万円以上のレンズはつけていると言いましたが「じゃぁ4万円のレンズはどやねん。」というツッコミも来そうですが、その場合はケースバイケースですかね(笑)
次にオールドレンズと呼ばれるレンズですが、オールドレンズの魅力は光の加減によって発生するゴーストやフレアと呼ばれる本来は嫌われる光の筋が写真んい映り込み、良い感じの雰囲気になるという点にあります。
レンズプロテクターをつけたことで光の乱反射や屈折が邪魔され雰囲気を壊してしまうこともあるかと思いますので基本的にオールドレンズにはプロテクターはつけないようにしています。
でもライカなどの超高額なレンズの場合は例外ですが、フィルター径が合うものを探せるかどうか・・・。(今の時代どこかしらのメーカーが作っているとは思いますが)
あとは屋内などの暗い場所で使う場合などは少しでもレンズの前に余計なものを置きたくないという理由からプロテクターを外しています。ぱっと見たところ判別できないですけどね(笑)
おすすめのレンズプロテクター
ここからは「色々考えたけどやっぱりレンズプロテクターをつけたい」という方に向けておすすめのレンズプロテクターを紹介してみます。
大きく分けて高額なレンズにつけるプロテクターと安いレンズにつけるプロテクターで分けていきます。
安いといっても数万円はするレンズなので神経質な方はコスパのいいプロテクターをつけましょう。
高額レンズにつけるレンズプロテクターならこれ
まずは高額な高級レンズにおすすめのレンズプロテクターです。
僕はレンズプロテクターと言えばKenkoというイメージを持っているんですが、その人気シリーズのZXⅡ(ゼクロスツー)です。名前も超カッコいいです。
特徴としては反射率が0.1%という超低反射率を実現していて、画質の低下を極限まで抑えているというものです。
はっきりいってこれはつけていない場合と見分けがつかないレベルで、プロも愛用している方が多いと聞きます。
また特別な構造でレンズに負担がかかっていないことから歪みもなく、撥水・撥油加工でメンテナンスもめちゃ楽です。
プロテクターをつけていると割と気にせずレンズを振り回すので使い終わると意外と汚れていますし、指紋もついています(笑)
そんな時にクロスでサッと拭くだけで綺麗になるので余計なクリーナーとかも不要ですよ。
安いレンズにつけるレンズプロテクターならこれ
次に安いレンズやそこまで気にしないようなレンズにつけるならこれがコスパ良しです。
ハクバはカメラのアクセサリーブランドとしては知らない人はいないのではないでしょうか。どの商品もコスパが良く、僕もレンズペンやクリーナーは持っています。
このレンズプロテクターも反射率0.3%とかなりクリアな品質で普段使いなら超コスパいいですね。
ただ撥水・撥油性能については最低限だと思いますのでその点だけご注意くださいね。
正直このラインが最低限のレンズプロテクターの品質だと思っていて、これより安いものは沢山ありますが、素人目で見ても写りに違いが出てきますので僕としてはおすすめできるようなものではありません。
レンズプロテクターの反射率について
少しだけレンズプロテクターの基礎知識として「反射率」というものの説明をしておきますね。
- レンズプロテクターの反射率とは
- レンズ反射率とはプロテクターを通す際の光の反射の度合いのことで、100%の光がプロテクターを通る際に0.1%の反射率だった場合、99.9%の光はプロテクターを通ってレンズに入っていくということです。
レンズにも当然反射率というものがあり、ガラス面を光が通る際は100%の光が通るわけではなく、いくらかの光はガラスに反射してしまっているということです。
その為、レンズには特別なコーティングがあり光の透過率をUPさせています。
これ説明するとエネルギー保存の法則とか出てきて10,000文字くらい必要になるので割愛します(笑)
なのでこの反射率が低ければ低いほど写りに影響しにくいということだと覚えてもらえればOKです。
まとめ:レンズプロテクターは基本はつけつつ不要な時は外せばOK
結論としては「基本はつけていて不要な時は外す」でOKだと思います。
キットレンズもカメラとセットで購入することが多いですが単品で購入すると数万円はしますのでこの記事で紹介した安い方のレンズをつけておくことをおすすめします。
屋内や三脚に据えてきっちり撮りたい場合はその場で外せば画質を保つこともできますね。
僕はどちらのプロテクターも使っていますが今のところ不満はまったくありません。
スポーツ撮影の時はカメラを持ってフィールドを走り回っていますので、たまにぶつけてしまったりしますがプロテクターのお陰でレンズ面に傷をつけたことはありません。
レンズに気を使いすぎてシャッターチャンスを逃す方が嫌ですからね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログではカメラに関することを中心に発信していますのでぜひ他の記事も読んでみてください。
それではまた。
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