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タク
フォトグラファー兼ブロガー
フォトグラファーです。カメラやレンズ、その他アクセサリーに関する情報を発信していています。インスタグラムでも作例を発信中なのでぜひフォローよろしくおねがします。主な撮影はスポーツシーンとスナップです。スポーツは特にアメリカンフットボールの撮影が多く、チーム専属カメラマンの経験もあります。趣味はアメフト観戦、フラッグフットボール、ルアーフィッシングです。やや多趣味なので忙しすぎです。
今コンデジがアツい!特集記事はこちら

安くてエモいオールドコンデジ特集【手軽にフィルム風写真】

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  • 最近フィルムっぽい写真が撮れるオールドコンデジが気になっている
  • 安くてエモい写真が撮れるコンデジが欲しい
  • スマホより雰囲気のある写真が撮りたい

いまちょっと古めのオールドコンデジが人気なのをご存じですか?

スマホのカメラには撮れないチープな写りがウケていてSNSでも割とバズっています。

本記事ではそんなオールドコンデジを徹底的にリサーチして、手に入れやすくてエモい写真が撮れるカメラをまとめました。

記事で紹介するオールドコンデジは以下のようなカメラです。

  • 価格が安く買いやすい
  • ふんわりとした柔らかい写り
  • 編集なんかしなくてもいい感じになる

中には中古でしか手に入れられないものもありますが、気軽に買えるような価格帯のものに絞っていますのでぜひチェックしてみてくださいね!

高画質や高倍率コンデジも気になっているという人はこちらの記事から読んでみてください。

この記事を書いた人

タク|カメラ・ガジェットブロガー

写真が好きなブロガー。普段はX-E3やRICOH GRIII、SONY RX100Vで街歩きをしながらスナップを撮っています。それをLightroomで現像してインスタやXにアップして楽しんでいるのでぜひフォローしてね。

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おすすめのオールドコンデジ

カメラ・ガジェットブロガーの僕がいま選ぶなら以下の5機種。

これらのオールドコンデジはどれも個性的なコンデジとなっていていずれのカメラもフィルム写真のような優しい写りになるカメラです。

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Kodak FZ55は2022年発売なので厳密にはオールドコンデジではありませんが、フィルムっぽい描写が特徴的でSNSでも大バズりしたことで大人気となっていますので候補に入れました。

そのほかのコンデジはいずれも2010年付近で発売されたれっきとしたオールドコンデジで、画素数も控え目なのでチープな写り。

でもそれが逆に味としてウケているため手に入れる人が急増しているというわけです。

Kodak FZ55|新品で買えるオールドコンデジ

  • 2022年発売
  • 1600万画素
  • 28~140mm
  • USB充電対応
  • 106g

これは知っている人も多いかもしれませんが、去年あたりからSNSでバズっているKodak PIXPRO FZ55。

オールドコンデジの特集なのに初っ端から新しいじゃねぇかというツッコミはごもっともですが、やっぱり新品が買えるという点と、USB充電ができるというのがかなり今にマッチしていると。

それでいて最近のパキッとした写りではなく、どこか懐かしいふわっとしたフィルムっぽい仕上がりになるという点がめちゃウケなわけです。

しかも重さはなんと106gという脅威の軽さ。サイズも今回紹介しているコンデジの中でもダントツにコンパクトなのでバッグを持たなくてもポケットに入れていけます。

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ズーム域も使いやすい範囲なので本当におすすめです。

FUJIFILM X10|見た目も写りもレトロなコンデジ

  • 2011年発売
  • 1600万画素
  • 28〜112m
  • 光学ファインダー搭載
  • RAW撮影対応

FUJIFILM X10は現在プレミア級の人気となって手に入らないわ高いわで話題のX100シリーズの弟分。

コンデジなのにファインダーもついていてカメラとしての操作系をしっかり採り入れたカメラ好きならかなり気になるコンデジです。

X100シリーズが単焦点レンズなのに対してX10はズームレンズなので使いやすさで言えばこちらの方が使いやすいという人は多いはず。

FUJIFILMはフィルムメーカーとしての色味の風合いが特徴的で、フィルムシミュレーションといったフィルター機能が人気のメーカーです。

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それが使いたいからFUJIのカメラを使っているという人もいるほどなので撮った後に編集するのが嫌だという人はぜひ使ってみて欲しいと思います。

Nikon COOLPIX P7000|渋い見た目に確かな写り

  • 2010年発売
  • 1010万画素
  • 28〜200mm
  • 光学ファインダー搭載
  • RAW撮影対応

NikonからもCOOLPIX P7000をピックアップ。

このシリーズの最新版はP7800という2013年に発売されたものもありますが、バリアングル液晶となったりして厚みや重量が増しているのでよりコンパクトなこちらがおすすめ。

先ほどの2機種とは違い、CCDセンサーのカメラとなっているので色の豊かさや暗所性能はこちらのカメラの方が良いと思います。

現在主流のCMOSセンサーは省電力で映像や連写に向いているのに対して、CCDは色の諧調や暗所撮影に向いているため監視カメラなどで広く使われているセンサーです。

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今でもCCDの色味を求めてCCDセンサー搭載のカメラを探しているプロカメラマンもいるほどで、古いモデルでも味わいのある色味が楽しめますよ。

RICOH GR DIGITAL Ⅳ|説明不要のスナップシューター

  • 2012年発売
  • 1000万画素
  • 28mm
  • 優秀なGRレンズ
  • ストロボ搭載

いまでは圧倒的な知名度を誇るGRシリーズですが、実は初代はフィルムカメラでした。

それをデジタル化したのがGR DIGITALシリーズ。

それまでフィルムGRを愛用していたユーザーからは画質のチープさが不評でしたが、それはフィルムGRが35mmのフィルムを使うカメラだったからです。

今で例えるならハイアマチュアが使っているようなフルサイズミラーレスと画質を比べるようなものなので当然と言える感想ですよね。

レンズはズームができない単焦点なのでその点が使う人を選びますが、単焦点レンズでの撮影になれている人は選択肢の一つとしてはありかと思います。

Canon PowerShot S90|スリムコンパクトなオールラウンダー

  • 2009年発売
  • 1000万画素
  • 28~105mm
  • コントロールリング搭載
  • スリム設計

Canonからも1台、PowerShot S90です。

一番初めに紹介したFZ55とまではいきませんが、S90も十分スリムコンパクトと言えるサイズ感になっています。重量も175gと軽量でポケットに入れていても苦になりません。

このコンデジはレンズの付け根にRX100シリーズと同じようなコントローラーリングが搭載されていて、ここに好きな機能を割り当ててグリグリ回して調整できる仕組み。

例えばズーム倍率やF値、ホワイトバランスなどを割り当てていちいち他のボタンで調整することなくモニターを見ながら仕上がりを確認できるので僕も割と使うことが多いです。

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見た目も写りも古すぎないので幅広いユーザーから今も支持されているコンデジですね。

オールドコンデジが人気のワケ

なぜいまオールドコンデジが人気なのかを少し深掘りしていきます。

  • フィルム風のエモい写り
  • 価格が安い
  • コンパクトで持ち運びやすい
  • 意図しない写りが味になる
  • カメラ自体のレトロ感

フィルム風のエモい写り

まずは何といっても撮った写真のエモさ。

じゃあエモさってなんなんだよと思いますよね。

僕なりに一言で言い表すと『不完全さ』だと思っています。

その不完全さを表現するポイントとしては以下のような点があると思っています。

  • 適度なノイズ感
  • 色のにじみ・転び・発色
  • 少し甘いピント
  • 偶然発生するフレア・ゴースト

適度なノイズ感

当時のイメージセンサーや画像処理エンジンは性能的に、撮影時に発生したノイズを綺麗に除去したり目立たなくさせたりがうまくありませんでした。

そのため写真がザラザラしていたりすることが多かったんですが、それがフィルム写真の粒状感のように見えてどこかノスタルジックな風合いになることが多いです。

いまのデジカメやスマホはAIなどの進化によって画像処理エンジンが優秀で、ノイズを除去したりエッジのシャープさを補完したりしてパキっとした印象に仕上げてくれます。

人物撮影だとあまり見せたくない部分まで忠実に再現してしまうのでそれが嫌だという人も多いはず。

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オールドコンデジなら近距離で撮っても毛穴やシミまでバッチリなんてことがないので意外とそれ目当てで撮ることもあるのではないかと。

色のにじみ・転び・発色

オールドコンデジでも優秀なレンズを採用している場合はこの辺は感じにくいかもしれませんが、中には被写体の輪郭がぼんやりにじんだり、色が全体的に青やマゼンタっぽくなったりすることがあります。

原因はセンサーやレンズの癖や処理能力の低さから発生しているもので、光の加減によって偶然的に発生することが多いです。

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これが味となって不思議な写りになるためSNS映えする写真になるわけです。

少し甘いピント

オートフォーカス性能も高くないため、少しピントが外れてしまうこともしばしば。

それがかえって柔らかい印象につながって夢や記憶の中の景色のように見えるので、エモさにつながっていると考えられます。

前後に被写体がある場合、本来合わせたい場所とは異なる場所にピントが合ってしまい、結果として狙ったものとはまったく異なる写真になることもあり、それが見る人にとっての意外性を生む写真になることも少なくありません。

偶然発生するフレア・ゴースト

オールドコンデジのレンズはコーティングが甘かったりするため、レンズ内で光が乱反射し、それがイメージセンサーに届くことでフレアやゴーストが発生します。

  • フレア:ふんわりとした光のベール
  • ゴースト:輪郭がはっきりとした光の粒

現代のレンズは逆行耐性に強いレンズが多く、フレアやゴーストが出にくいものになっています。

なのであとでレタッチして人工的にフレアやゴーストを足すことも増えておりますが、人工的なものなのでどうしてもわざとらしくなります。

オールドコンデジのフレア・ゴーストはあくまで自然に発生する「本物」なのでこの表現を求めてオールドレンズを使うフォトグラファーもいるほどです。

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オールドレンズは割とハードルの高い選択なのでオールドコンデジを使うのがおすすめです。

オールドコンデジの選び方・注意点

オールドコンデジを買うにあたっての注意点も解説します。

  • センサータイプのチェック(CCDセンサーがおすすめ)
  • 画素数の目安
  • バッテリーの在庫状況
  • 価格帯

① センサータイプのチェック

オールドコンデジに限らずすべてのデジタルカメラにはイメージセンサーが搭載されています。

ようはフィルム写真でいうフィルムの部分にあたる部品ですが、このセンサーのタイプによって出てくる画が異なる場合が多いです。

センサータイプには主に以下の2種類があります。

  • CMOSセンサー
  • CCDセンサー

詳しく解説すると膨大な文章になってしまうので要点だけ。

違いは光をどのようにデジタル化するかという点だけです。

CMOSセンサーは一つひとつの画素が個別に変換するのに対して、CCDは一つひとつではなくバケツリレー方式で変換していくという仕組みです。

結果としてCMOSは処理が速いので連射や動画に向いていて、CCDは処理は遅いけど色再現性が高いという結果になります。

ただ写りの違いについては都市伝説的な要素が強く、厳密にいえばCCDが主流だったころの画像処理エンジンの性能に大きく左右されていたというだけの話で、CCDセンサーのカメラは当時の画像処理で写真を仕上げているためエモい印象になるというのが正確かもしれません。

② 画素数の目安

オールドコンデジは概ね1000万画素前後のものが多いです。

画素数は写真の解像感につながる要素で、高画素になるほど解像度の高い写真になります。

今でこそスマホのカメラで4000万画素クラスのものも増えてきていますが、iPhoneも少し前までは1200万画素が主流でした。

ポスターサイズに引き延ばすなら高画素が必要ですが、印刷でもA4サイズくらいまでなら1200万画素で十分ですし、スマホの画面で見る程度なら500万画素あれば十分。

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細部までくっきり表現したくないオールドコンデジのような場合、1000万画素くらいがデータサイズ的にも適していると思います。

③ バッテリーの在庫状況

これは意外と盲点になりやすいポイントですが、対応するバッテリーの在庫状況はチェックしておきましょう。

古すぎるモデルになると本体は手に入ってもバッテリーがない・・・ということも起きかねないので、そうなると選択肢としては有名メーカーのモデルが安心です。

  • Canon
  • Nikon
  • SONY
  • FUJIFILM
  • RICOH(PENTAX)

などは市場に出ている台数がかなり多いので在庫も安心といえるでしょう。

④ 価格帯

あとは自分の予算に合わせて価格をチェックして、このくらいならいいかなと思えるコンデジに出会うことができたらラッキーです。

本記事で紹介したオールコンデジのうち、FZ55なら新品でも2万円前後、Nikon・Canonのものならそれ以下で買える場合もありますよ。

FUJIFILMのカメラは全体的に高騰しているので5万円前後で買えるならラッキーと考えてGETするのもありです。

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ちなみに僕はFUJIFILM X10をずっと狙っています。

オールドコンデジって「どこで買う?」

オールドコンデジってどこで買えるの?という質問にもお答えしたいと思います。

  • Amazon・中古カメラショップ
  • メルカリやヤフオクは初心者にはおすすめしない

Amazonで中古品を購入

中古カメラショップなら店員さんもいますし、カメラショップが運営しているネットショップも心配はいりませんが、そのほかのネットショップで買うならまずは一番手軽で品ぞろえが豊富なAmazon。

新品が買えないオールドコンデジでも中古品が多く揃っています。

Amazonで中古ってちょっと不安・・・と思う人もいると思いますのでポイントを共有したいと思います。

  • カメラの取り扱いに慣れているショップか?
  • 商品画像の掲載があるか?
  • ショップの評価
  • 商品のコンディション
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僕も割とAmazonで中古カメラやPCなどを購入する機械が多いです。

カメラの取り扱いに慣れているショップか?

まずは何といってもショップがカメラの取り扱いに慣れているかを確認しましょう。

カメラ専門店ならいうことなしですが、リサイクルショップの場合もあるのでそういったショップでの購入は個人的にしたくないなと思っています。

大手のリサイクルショップなら大丈夫だと思いますが聞いたことがないようなショップは避けた方が無難です。

商品画像の掲載があるか?

中古リストに商品画像の掲載があれば比較的信頼できるショップだと思います。

中にはテキストだけで説明しているところもありますので、そういったショップはやめた方がいいかなと。

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商品画像があるだけで信頼度が上がるのにそれすらやっていないショップということですからね。

ショップの評価

これは当然チェックします。

ショップ名をクリックすればショップのレビューを確認できますので高評価や肯定的なレビューが多いショップなら問題ないと思います。

商品のコンディション

最後に商品のコンディションです。

Amazonの中古品には商品ランクというものがあります。

  • ほぼ新品
  • 非常に良い
  • 良い
ほぼ新品

傷汚れがなく同梱品がすべて揃っていて、新品から交換した部品・パーツがない

非常に良い

軽微な傷・汚れはあるものの、動作がまったく問題なし。一部部品を交換しているが動作にまったく問題なし。

良い

傷・汚れはそれなりに目立つものの動作に全く問題なし。一部部品交換があるが動作に全く問題なし。

かなり使用感が感じられるが動作にまったく問題なし。消耗品を交換していないため、使用する際にメンテナンスが必要の可能性あり。

こんな感じで厳しい評価基準があります。

少しでも故障があったりすると出品不可となるため信頼の基準となりますね。

製品保証及び動作保証も最低30日間必要で、期間内に動作不良を起こした場合は返品に応じなければならないというルールもあるので購入する側としても安心です。

メルカリ・ヤフオクは初心者にはおすすめしない

メルカリや楽天フリマなどのフリマサイト・アプリで中古カメラを購入するのはやめた方がいいです。

慣れている人なら問題ありませんが、商品に納得ができない場合のやり取りが面倒です。

プラットフォームとしてあるだけで、売買のやりとりはあくまで個人間になりますし、万が一不満があった場合はお互いストレスになります。

タク

それ込みで購入するならいいですが、はじめのうちはちゃんとしたショップで購入するのが良いと思いますよ。

まとめ:まずは気軽にお気に入りの1台を選んでみよう

オールドコンデジでも2万円以下で購入できるカメラも多いので気軽にGETしてみるのもありだと思います。

コンデジも今は普通に10万円クラスのものが主流になっているので買っても使い続けられるか不安という人もいるでしょう。

一流メーカーのオールドコンデジなら10年前くらいのモデルでも十分に使えますのでまずは気軽にカメラライフを始めてみませんか?

タク

きっと日常が素敵な写真に変わると思いますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

このブログではカメラ・ガジェットに関する情報を発信していますので、ぜひほかの記事も読んでみてくださいね。

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それでは!

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