「NDフィルターで夜景を撮るとどんな写真になるのかな?」
「NDフィルターって夜景じゃ意味ないでしょ?」
といった疑問をお持ちの方へ
この記事でわかること
- NDフィルターを使って幻想的な夜景を撮ろう
- NDフィルターを使った夜景の作例
- NDフィルターって日中使うものでしょ?夜景なんかに使うことある?
そう思っていた時期が私にもありました。
この記事を読めばNDフィルターが夜景でも強力な武器になることが分かりますよ。
肉眼では見ることのできない幻想的な世界を見たくありませんか?
ぜひ最後まで読んでいただきNDフィルターを使った超絶夜景を撮ってみてくださいね。
NDフィルターを使って幻想的な夜景を撮ろう
まずはNDフィルターで撮った夜景の写真を見てみてください。

車の光がレーザービームのようになっていて幻想的な世界観を写真に収めることができます。
これはNDフィルターを付けることでシャッタースピードを極端に下げることで可能になります。
そこまで明るくない場所であればNDフィルターを付けなくてもF値を絞り込むことでこうした演出は可能ですが街の明かりというのは意外に明るく、その中でこうした写真を撮るにはF値をいくら絞っても難しく、逆に絞りすぎで画質が悪くなってしまいます。
そこでNDフィルターを付けることで画質を綺麗に保ったまま幻想的な夜景撮影が可能になるというわけです。
夜景に必要なNDフィルターはそこまで濃くなくていい
夜景に使うNDフィルターはそこまで濃いものでなくても大丈夫です。
よく使うのはND2〜ND16位までで1段〜4段位できれば十分だと思いますが、シャッタースピード30秒といった超スローシャッターを使うような場合はもっと濃いめのNDフィルターも必要になります。
その辺りは事前にどのような写真が撮りたいのかによって用意すればいいと思います。
僕はどんなシャッターチャンスがあるかわからない場合や、初めて歩く場所なんかはある程度の濃淡をカバーできる可変NDフィルターを持っていくことが多いですね。
固定式の方が画質は安定しますが最近の可変NDフィルターは十分綺麗に移すことができるので重宝しています。格安のものでなければ十分作品撮りにも使えますのでおすすめですよ。
一応僕が使っている可変NDフィルターのリンクを貼っておきますので興味があれば見てみてください。
NDフィルターを使った長秒露光・スローシャッター撮影には三脚が必須です
これは夜景の撮影に限った話ではありませんがNDフィルターを使いたいということはある程度シャッタースピードを遅くしたいということかと思います。
解放F値などで背景をぼかしたポートレートや作品撮りをしたいという場合でもNDフィルターを使うことは多いですが、そういったシーンでは手持ち撮影でも十分耐えられるシャッタースピードにするので問題ありませんが、2秒やそれ以上のシャッタースピードで撮影するためには三脚を使わないと手ぶれで写真になりません。
なので持ち運びに便利なトラベル三脚などがあれば持っていくといいですよ。
ガッツリ作品撮りをしたい場合や風がある日はしっかりした三脚が必要かと思いますが、そうでない場合はトラベル三脚がコスパ良しです。
リュックにも入るしカメラ用のバックパックなら側面に付けられるので持ち運びには便利です。
NDフィルターを使った夜景撮影の設定
NDフィルターを付けると普段よりもシャッタースピードを遅くできるという点はわかると思いますが、夜など暗い場所で使う際の注意点としてはAFが合いにくいということです。
カメラは位場所が苦手な機械なので、あまり暗すぎるとAFが効きません。
NDフィルターを外した状態であれば合わないということはないと思いますのでまずNDフィルターをつける前にピントを合わせておくということが大切です。
そしてカメラの設定についてはAモードかMモードに設定し、まずはF値を自分の表現したいボケ感になるような数値に設定するとよりイメージに近い写真が撮れると思います。
ISO感度は基本的に三脚を使うのであれば100もしくは一番低い数値でOKです。
ピントの固定とカメラの設定が済んだらNDフィルターを付けて撮影するでOKです。
より詳しいNDフィルターの使い方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
NDフィルターを使った夜景の作例
テキストだけだとイメージも湧きにくいと思いますのでいくつか作例を載せていきますね。
作例はすべてNDフィルターを使った夜景の写真です。
ぜひ夜景でNDフィルターを使うとどんな写真が撮れるのかを見てみてください。
長秒露光でレーザービーム

これらは先ほども見ていただいた写真ですがNDフィルターを使った夜景の代表的な表現でビルなどの街並みをそのままに車のライトをレーザービームのように表現した写真です。
NDフィルターを手に入れてまずやりたいやーつです。
NDフィルターが必要なほど明るいのかと思われるかもしれませんが街の明かりは意外に明るくLED照明の直線的な光がカメラにとっては非常に明るく感じるという理由もあります。
夜景撮影でも撮影環境によってはNDフィルターが必要になる一例です。
海や湖の水面を鏡に

これは波がまったくないように見えますが長秒露光で水面を滑らかにしている表現手法です。
もちろんNDフィルターを使って撮影されています。
水面の様子が鏡のようになっているのがわかるかと思いますがこれは長秒露光によって実現可能です。
もっと明るい場所なら地上の様子が鏡に映ったようなリフレクション写真を撮ることもできますのでぜひ試して欲しいシーンですね。
スローシャッターで歩いている人を消す

これもよく使われるテクニックで歩いている人を消すことができます。
この写真はそこまでの長秒露光ではないので完全には消えていませんが逆に人の流れを表現することができています。
普通の撮影では絶対にできない表現で街の活気をそのまま写真に閉じ込めることができますよ。
まとめ:NDフィルターは夜景でもめちゃ使える
このようにNDフィルターは夜景の撮影でも強力な武器になることがお分かりいただけたかと思います。
ぜひ幻想的な夜景写真の撮影を楽しんでみてはいかがですか?
作品撮りに対するインスピレーションも湧きやすくなると思いますし、何よりも人とは違う写真を撮ることができるという点が写真好きの心をくすぐりますよね。
おすすめのNDフィルターを解説している記事もありますのでもしご興味があれば見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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それではまた別の記事で!
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