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タク
フォトグラファー兼ブロガー
フォトグラファーです。カメラやレンズ、その他アクセサリーに関する情報を発信していています。インスタグラムでも作例を発信中なのでぜひフォローよろしくおねがします。主な撮影はスポーツシーンとスナップです。スポーツは特にアメリカンフットボールの撮影が多く、チーム専属カメラマンの経験もあります。趣味はアメフト観戦、フラッグフットボール、ルアーフィッシングです。やや多趣味なので忙しすぎです。

【実機レビュー】FUJIFILM X-E3は2024年でも十分戦えるカメラである

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FUJIFILM X-E3というカメラをご存知でしょうか?

一言で表すなら「軽量コンパクトなレンズ交換式ミラーレス一眼」です。

2024年現在、最新モデルは2019年に発売されたX-E4となっていて、それも既に終売と、人気のシリーズなのに新規販売はしておらず、現在購入するには在庫にある分か中古品ということになります。

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僕は程度の良い中古をオークションで落とすことができました。

本記事では僕がFUJIFILM X-E3を購入した理由や実際に使ってみた感想をレビュー記事としてまとめてみましたので、軽量コンパクトなミラーレス一眼を探している方はぜひ最後まで読んでみてください!

この記事を書いた人

タク|カメラ・ガジェットブロガー

写真が好きなブロガー。普段はX-E3やRICOH GRIII、SONY RX100Vで街歩きをしながらスナップを撮っています。それをLightroomで現像してインスタやXにアップして楽しんでいるのでぜひフォローしてね。

タク
目次

FUJIFILM X-E3について

FUJIFILM X-E3のスペック

センサーサイズAPS-C
画素数2430万画素
記録フォーマットRAW/JPEG
連写性能(秒間)メカ:約8コマ
電子:約14コマ
シャッタースピードメカ:1/4000秒〜15分
電子:1/32000秒〜15分
撮影枚数ファインダー使用時:350枚
液晶モニター使用時:350枚
液晶モニター3インチ・104万ドット固定式
ファインダー有機EL電子ビューファインダー
ファインダー倍率0.62倍
ファインダー視野率100/100
スロットシングルスロット
サイズ幅121.3 × 高さ73.9 × 厚み42.7mm
重量287g
その他ローパスフィルターレス
タッチパネル
ごみ取り機構
Wi-Fi
Bluetooth
4K対応
FUJIFILM X-E3スペック

FUJIFILM X-E3はAPS-Cサイズの「X-Trans CMOS III」センサーを搭載した軽量コンパクトなレンズ交換式のミラーレスカメラです。

画像処理エンジンは「X-Processor Pro」というひと世代前のモデルですが、2024年現在でも割と高感度に強く十分な画質だと思います。

そしてXシリーズには趣味性の強いX-Proシリーズ、動画にもこだわったハイエンドのX-Hシリーズ、ハイアマチュア向けのX-Tシリーズ、エントリー向けのX-Sシリーズがあり、このX-E3を擁するX-Eシリーズは軽量コンパクトで常に持ち歩けるためストリートスナップに向いているシリーズです。

ファインダーは背面からみて左についていてレンジファインダースタイルで撮影することができます。

もちろんバックモニターを見ながらでも問題なく撮影できます。

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2024年現在はX-Eシリーズはラインナップから外れてしまっています。残念です。

FUJIFILMのカメラにはフルサイズよりも大きい中判センサーを搭載したGFXシリーズもありますが、APS-Cセンサーのカメラをメインで販売しているメーカーで、ハイエンド機をフルサイズでリリースしているCANON・NIKON・SONYなどとは違ってAPS-Cサイズに強いこだわりを持つメーカーだと思います。

開発コンセプト

X-E3の開発コンセプトは「究極の高画質と快適な操作性最小・最軽量ボディで」とあります。

開発発表では「ミニマリズムを追求したカメラ」と言っていたようですが、最小・最軽量という点ではまさにと言えますね。

なので街を歩きながら撮るスナップには最適なミラーレス一眼と言えそうです。

快適な操作性については天面に露出補正ダイヤル・シャッタースピードダイヤルが配置されており、絞りはレンズで直接決めるのがFUJIFILMスタイルです。

上から見れば設定や焦点距離が一目瞭然!

ISOについては前面ダイヤルを押すとシャッタースピードと切り替えることができたり、Fnボタンに割り当てることもできます。

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僕はFnボタンに割り当てて、シャッタースピード低速限界にすぐにアクセスできるようにしています。

複数のボタンに割と自由に割り当てられるので他メーカーのカメラを使っていても同じようなボタン配置に設定して違和感なく操作できるようになっています。

フィルムシミュレーションも素晴らしく、RAW現像なんてできなくても風合いの良い写真を楽しむことができる点も幅広い層を意識したコンセプトかなと思います。

X-E3を購入した理由

そんなX-E3を僕が購入した理由についても説明します。

FUJIFILM X-E3を購入した理由
  • 軽量コンパクト
  • ローパスフィルターレス
  • ビジュアル【ぶっちゃけコレが決めて】

理由は上記の通り主に3つ。

一つひとつ掘り下げて説明させてください。

購入理由①:軽量コンパクト

こんなにコンパクト

まずは何と言っても「軽量コンパクト」なカメラであること。

それまでメインで使っていたスナップ用のカメラはRICOH GRIIIでした。

とにかく軽くてコンパクト、それでいて写りが非常に良くてめちゃくちゃ気に入って使っています。

その上で、たまにはファインダーを覗いて撮りたいなと思うようになり、レンズ交換式のカメラの購入を検討するようになりました。

なのでGRと比べた時に必要以上に大きくて重たかったら持ち出す機会が減ると思ったんです。

なので軽量コンパクトという条件は絶対に外せないポイントだったというわけです。

RICOH GRIIIについてもレビュー記事を書いています!

購入理由②:ローパスフィルターレス

次に「ローパスフィルターレス」であること。

僕はこれまでCANON・NIKON・SONY・RICOHといったメーカーのカメラで写真を撮ってきました。

CANONとSONYはローパスフィルター搭載のカメラで、NIKONとRICOHはローパスフィルターレスのカメラだったんですが、僕はカリッとした描写が好きなので、より解像感が強いローパスフィルターレスのカメラで撮った写真の方が好きなんです。

なので購入するカメラもローパスフィルターレスがいいなと思って条件を絞りました。

ローパスフィルターとは

ローパスフィルターは、デジタルカメラにおいてモアレや偽色を防ぐために使用されるフィルターで、高周波成分をカットすることで画像をソフトにしますが、その代わりにシャープネスが低下するというトレードオフがあります。最近では、ローパスフィルターレス設計が主流となり、画像処理技術でこれらの問題を解決する方向に進んでいます。

購入理由③:ビジュアルが良すぎた

最後はやっぱり「ビジュアル」です。

軽量コンパクトでローパスフィルターレスのカメラで絞り込んでいくと以下の候補が挙がりました。

  • FUJIFILM X-E4
  • FUJIFILM X-E3
  • NIKON Z fc
  • NIKON Z50

レンズとのバランスを考えたとき、一番バランスがいいのがAPS-Cだと考えたため、フルサイズという選択肢はありませんでした。

このうちX-E3は唯一300gを下回る軽量ボディで、それだけで一気に心が動きましたが、まぁ待てと。

まだ慌てるような時間じゃない。

流石に2017年発売のカメラをそれだけを理由に10万で買うかと。

最新モデルのX-E4だってあるじゃないか。

それに使ったことがあって操作性にも慣れているNIKON Zfcという名機もある。

と、色々頭を悩ませているとふと「レンズは何をつけようか?」と疑問が浮かびました。

当然レンズだって軽量コンパクトなものが良いに決まっています。

そう考えた時、選択肢の候補に上がったのがフォクトレンダーのレンズでした。

フォクトレンダーULTRON 27mm F2.8のレビュー記事もチェック!

FUJIFILMのXマウントも豊富にラインナップされていて、見た目も品質も文句なしのマニュアルレンズ。

これを使いたいと思った時に総合的なビジュアルで見た時にX-E3がダントツでカッコよかったんですよね。

どうよこのかっこよさ。
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そうです。やっぱり最後は見た目で選びました。

FUJIFILM X-E3の特徴とメリット

さて、いよいよX-E3を手に入れてみて、しばらく使ってみた中で感じた特徴やメリットをまとめていきます。

スペック表ではわからない部分を中心に書いていきますのでここは実際の使用感から書いたものです。

主に3つ。

FUJIFILM X-E4のメリット
  • グリップ感が良い
  • ストリートスナップとの相性抜群
  • シャッターフィーリングが良い
  • ビジュアル最高(しつこい)

一つひとつ深掘りしていきます。

メリット①:グリップ感が非常に良い

指がかりの良いグリップが良き。

まずはじめに手に持った時のグリップ感の良さに感動しました。

X-E3にははじめからグリップがついていて、最新モデルのX-E4みたいなフラットな形状ではありません。

これをどう捉えるかは完全に好みの問題だと思いますが、余計なオプションをなるべくつけたくない僕にとってははじめからグリップがついていたのは非常に好印象でした。

しかも前面だけでなく背面にもしっかり親指がかかる部分があって非常に持ちやすいです。これにより小さボディにもかかわらずしっかりと固定して構えることができます。

親指を置く場所がしっかりしている!

コンデジでRX100Vを持っているんですけど、それはオプションで純正のグリップを貼り付けて使っていて、やっぱりグリップはあった方が良いと思っています。

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なのでX-E3とX-E4で迷ったとき、グリップのついているX-E3に軍配でした。

メリット②:ストリートスナップとの相性抜群

そして「ストリートスナップとの相性抜群」という点。

そもそもこのカメラを買う理由がストリートスナップを撮るためです。

軽量コンパクトなサイズ感で色もブラック一色、このステルス性の高さがまさに一瞬のチャンスをものにするためには重要なんですね。

ストリートスナップというジャンルはカメラを意識されないことが重要です。

被写体が写真を撮られていると感じたらそれはもうスナップではありません。ポートレイトというジャンルになります。

大きなカメラを持っているとそれだけで警戒されるようなレベルなので、X-E3のコンパクトさはまさにスナップシューターと呼ぶに相応しいと思います。

そして軽さも長時間目的なく撮り歩くのに適していて、軽ければ軽いほど良いんです。

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スナップは撮るものが決まっていないので納得するまで歩くことで撮れ高が決まりますからね。

メリット③:シャッターフィーリングが良い

そして「シャッターフィーリングが良い」という点もめちゃくちゃ気に入っています。

シャッターフィーリングというのは以下のようなポイントを総じていいます。

  • シャッターボタンの感触
  • シャッター音
  • シャッターレスポンス
  • ミラーショックや振動
  • 全体的な操作感

一言で言い表すなら「撮っていて気持ちいかどうか」です。

僕的にX-E3のシャッターフィーリングは非常に心地が良く、気持ちよくシャッターを切ることができています。

特に重要なのがシャッターレスポンスで、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのラグがないので、ココだ!と思った瞬間にシャッターを押せば間違いなく撮れています。

このシャッターレスポンスが良くないカメラだとちょっとタイミングが遅かったりするので、スナップ撮影においては超重要ポイントです。

そしてシャッター音も良くて、実際にシャッター幕が降りる感覚と音にロマンを感じます。

現代ミラーレスでは段々と電子シャッターに移行していく流れもあって、電子的にシャッター音を出しているカメラも増えています。

ですが、やっぱり実際にメカシャッターが降りる感覚と音には写真を撮るという行為において、気分を上げる要素になると思うんです。

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プロの現場でモデルさんを撮る撮影とは違って、感性の赴くままに撮っていくスナップは、そう言った叙情的な面を大切にしたいですよね。

メリット④:ビジュアル最高

最後の決めてはやっぱり「ビジュアル最高」というポイントにありました。

趣味で使う道具なので、一番は気分がアガるかどうか。

そりゃもちろん画質やシャッターフィーリングは大切な要素ですが、2017年のカメラといっても、スナップを撮る上では十分な画質です。

その上で毎日持ち出したくなるかというのは自分が気に入っているかどうかだと思います。

キャンプ道具なんかも同じですが、どれだけ機能的に優れていても使う気になるかどうかって割とビジュアルに左右されませんか?

カメラも同じで割とかっこいいとか見た目が好みいって、ビジュアル的な要素って大事だと思うんです。

僕は結構形から入るタイプなので特にそういった考え方になるのかもしれませんが、X-E3を選んで本当に毎日持ち歩いていますのでよかったと思っています。

X-E3にはフォクトレンダーのマニュアルレンズを付けていますが、この組み合わせがマジで最高です。

めちゃくちゃかっこいい。

FUJIFILM X-E3の弱点と対策

もちろんメリットばかりではありません。

僕個人としてはあまりデメリットを感じていませんが、一般的にX-E3のデメリットと言われている部分も紹介しておきます。

FUJIFILM X-E3のデメリット
  • バッテリーの持ちが悪い
  • 小指が余る
  • 背面モニターが固定式
  • クラシックネガがない

主にこういった声が多いようです。

デメリット①:バッテリーの持ちが悪い

まずは「バッテリーの持ちが悪い」という点。

スペック上、一つのバッテリーで撮影できる枚数は350枚。

これを十分だと思うかどうかは普段の撮影スタイルによります。

個人的に毎日使っていたGRIIIが200枚。それと比べると十分な枚数だと思うのでまったく気になったことはありません。

もちろん小旅行などに行って、撮影する場合はちょっと心もとないので予備バッテリーを持って行った方がいいですが、FUJIFILMの良いところは純正予備バッテリーが安いということ。

他のメーカーの純正バッテリーは買うのを躊躇してしまうくらいの価格になっていることが多いですが、 FUJIFILMは比較的安価に購入することができます。

なので心配ならひとつ予備バッテリーを持っておくと安心です。

一応モバイルバッテリーからマイクロUSBで直接充電できますが、急速充電対応ではないのでちょっとカフェで休憩しながらというわけにはいきません。

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なので僕は予備バッテリーを持っておくようにしています。

デメリット②:小指が余る

そして「小指が余る」。

これはまぁ初めからわかっている部分なのデメリットに加えるのはどうかと思いますが、割と声としては多いので載せました。

手の小さな僕でも少し余る程度。

比較的手の小さな僕でも小指が余りますので気持ちはわからないでもありませんが、大きなレンズを付けなければ別に気になるようなものではありません。

スナップ用途で使うシーンが多いと思うのでそんなに大きく重いレンズはつけないと思いますが、これで子供の運動会も撮りたいという場合にはどうしてもフロントヘビーになってしまいます。

そう言った場合はオプションでグリップをつけることができるのでこれで解決です。

デメリット③:背面モニターが固定式

次に「背面モニターが固定式」という点。

昨今のカメラはコンデジでさえチルト式・バリアングル式が多く、モニターを上下左右に動かして撮影することができます。

自撮りやローアングル・ハイアングルの撮影にはそうした可動式モニターが便利な場合が多いのでデメリットといえばデメリットだと思います。

僕の場合はあまりモニターを稼働させて撮影するシーンがないのでなんとも思っていないばかりか、固定式の方がカメラの堅牢性が高いですし故障の心配も少ないと思っています。

自撮りはそもそもしませんし、ローアングル・ハイアングルもノーファインダーで撮ってあとでトリミングという流れでまったく問題ありません。

どうしても可動式のモニターが良いという人はX-E4をおすすめします。

デメリット④:クラシックネガがない

Xシリーズを使いたいと思うきっかけの一つにFUJIFILM独自の色味を使える「フィルムシミュレーション」というものがあります。

これはインスタグラムのフィルターのような機能で写真を好みの色合い・風合いで出力できるものです。

もともとフィルムメーカーだったFUJIFILMのノウハウが詰まったレシピなので簡単には真似できません。

そのフィルムシミュレーションのひとつに「クラシックネガ」という色味があります。

これが世のFUJIユーザーの心を掴んで離さないノスタルジックな風合いに仕上がる魔法のレシピで、これが使いたいからFUJIのカメラを買うという人もいるほど。

そのクラシックネガがこのX-E3にはありません。(比較的新しい色味なのでX-E4には搭載されています)

僕はRAW現像も好きなので撮った写真は必ず自分の作った色味で仕上げるのでフィルムシミュレーションはほぼ使いません。

なのでクラシックネガがなくてもまったく問題ありませんが、X-E3にもクラシッククロームという非常に素晴らしい色味が搭載されていますのでこれでも十分だと思っています。

参考までにフィルムシミュレーションの違いについてご覧ください。

元の写真
クラシッククローム
自分で再現したクラシックネガ

FUJIFILMのフィルムシミュレーションの素晴らしいポイントは「やりすぎない感じ」なのに明確に違うという点にあります。

クラシッククロームはややコントラストが高く、色は淡いので映画的な雰囲気に仕上がります。クラシックネガも色が淡いという点は共通していますが、淡いだけでなく褪色(日があたって色褪せること)したような雰囲気に仕上げることで懐かしさを演出しています。

これが超人気の秘密ですが、再現してもこの辺りが限界で本物はもっと素敵です。

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再現レシピはまた別の記事にしてみたいと思います。

ただどうしてもクラシックネガが使いたいという人もX-E4を選んだ方が後悔は少ないと思います。

FUJIFILM X-E3におすすめのレンズ

X-E3のコンパクトなボディには、同様にコンパクトなレンズを付けたいですよね。

レンズだけ大きく重いと前に重心がいってしまいバランスが悪くなります。

なので軽量コンパクトなおすすめのレンズをいくつか紹介しますね。

タクおすすめの単焦点レンズ3選
  • XF27mmF2.8 R WR
  • Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount
  • TTArtisan AF 27mm f/2.8

いずれも薄型でパンケーキレンズといっていいでしょう。

しかも軽量なのでX-E3と合わせても1kgを大きく下回るので軽快にスナップができます。

【まずは純正】XF27mm F2.8 R WR

まずはFUJIFILM純正の「XF27mm F2.8 R WR」です。

このレンズは比較的新しいにも関わらず買いやすい価格で、驚くべきはその軽さでなんと重量84gという驚愕設計。

焦点距離は27mm(35mm換算41mm相当)という標準域。

40mmという画角はRICOH GRIIIxにも採用されていて、近年超人気となっていて非常に使いやすい焦点距離です。

F値も2.8と十分な明るさなのでどんなシーンでも使いやすいです。

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何気に防塵防滴なのが嬉しいですが、X-E3自体は防塵防滴ではないのでその点だけ注意が必要ですね。

【プロも愛用】Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount

次に僕も愛用している「Voigtlander 27mm F2」です。

このレンズはマニュアルレンズでオートフォーカスが使えません。

え・・・と思いましたか?

マニュアルレンズはちょっと難しそうな雰囲気がありますが全然そんなことなくて、僕はスナップにおいてはマニュアルレンズの方が好きです。

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マニュアルレンズの使い方や良さについては別の記事で語り尽くしたいと思いますが、スナップにおいてはオートフォーカスより早いです。

Voigtlander(フォクトレンダー)とは1756年にオーストリアのウィーンで創業された光学機器メーカーで、1999年からはCOSINA(コシナ)という長野県にある光学機器メーカーが引き継いでいます。

Voigtlanderはプロの写真家の方でも愛用しているレンズメーカーで高い評価を得ています。

写りはもちろん鏡筒の作りや素材感、ヘリコイドのトルク感など細部にわたりこだわりを感じる上質なレンズで、所有感も満たしてくれます。

写りの特徴は優しい雰囲気にも関わらず、シャープで繊細な線の描写が印象的で僕も毎日持ち出す大好きなレンズです。

【高コスパ】TTArtisan AF 27mm f/2.8

最後はいわゆる中華レンズで、銘匠光学というブランドの「TTArtisan AF 27mm f/2.8」です。

驚くべきはAFが使えてF2.8の明るさを実現しながら3万円以下で買えるというそのコスパの高さ。

この価格帯のレンズにしては端っこまで十分な解像がありますが、周辺減光は割と大きめなのでこのあたりで好みがわかれるところかなと思います。

それでも手軽に買えて十分な写りが体感できるなら一つ持っておいてもはないかと思います。

僕は同じ銘匠光学のTTArtisan 35mm f/1.4 C(レビュー記事はこちら)を持っていますが、オールドレンズのようなふわっとした写りにも関わらずぱっと見シャープに見えて、なんと約1万円で買えてしまったというのが衝撃的でした。

タク

きっと使ったら驚くと思います。

あると便利なアイテム集

ボディとレンズ以外にもX-E3を使う上であると便利なアイテムも少しだけ紹介します。

それは以下のアイテムです。

  • ニンジャストラップ
  • ハキバインナーポーチ・チュルルS
  • 予備バッテリー

これらのアイテムは持っておけば利便性がグッと高まるのでおすすめです。

ニンジャストラップ

まずは「ニンジャストラップ」です。

僕はダイアグナルのニンジャストラップ15mmを愛用しています。

このストラップの最大の利点は瞬時にストラップの長さを変えられる点にあります。

移動時はたすき掛けで体にぴったりとカメラが固定される長さにしておいて、何か被写体を見つけたらさっと長くしてカメラを構えることができます。

カメラを体にフィットさせることでレンズをぶつける心配もありませんし、人に当たってしまうこともありません。

首掛けスタイルでもたすき掛けスタイルでも便利に使うことができますよ。

またストラップ自体が非常に柔らかいのでバッグに入れるときもスムーズに出し入れできるのもストレスなく使えるポイントです。

カメラに巻き付けてバッグにさっと入れてます。

ハクバインナーポーチ・チュルルS

続いて「インナーポーチ・チュルルS」です。

X-E3は非常にコンパクトなのでわざわざカメラバッグを用意するまでもありません。

僕も普段使いのボディバッグに入れて出かけることが多いですが、鍵や眼鏡ケースも入れるのでちょっと保護する入れ物が欲しいなと考えました。

そこで見つけたのがハクバのチュルルSという小さなインナーポーチです。

これはX-E3にレンズを付けた状態でピッタリ収まるサイズ感で予備バッテリーやレンズペンくらいなら一緒に入れておくことができます。

ジャストサイズだけどぴったりすぎないので出しやすい。

背面にはレンズキャップを入れておくポケットもあるので非常に使い勝手が良いです。

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僕はSサイズを選びましたが、MとLもあって用途に合わせて選ぶこともできます。5色展開なのもうれしいポイントですよね。おすすめです。

予備バッテリー

あとは「予備バッテリー」です。

FUJIFILM純正のNP-W126Sという型番で約6,000円で購入できます。

純正バッテリーとしては比較的良心的な価格となっていて、サードパーティ製を3~4,000円で買うことを考えれば純正を選んだ方が安心です。

僕の大好きなプロカメラマンの矢沢隆則さん曰く、「互換バッテリーは違う血液型の血を体内に入れるようなもの」とおっしゃっており、首がもげるかと思うほど納得でした。

まぁ350枚は一つのバッテリーで撮影できますので、1日にそんなに撮らないよという人は別にいらないかもしれません。

タク

くれぐれも充電のし忘れにご注意ください。

作例写真

機材レビューはわかったから実際にどんな写真が撮れるんだよと言いたい気持ち、よくわかります。

ここで少しばかりですが僕がX-E3で撮った写真をご覧ください。

レンズはVoigtlander ULTRON 27mm F2、あとはTTArtisan 35mm f/1.4です。

いかがですか?

柔らかい雰囲気なのにシャープに解像しているでしょう?

これはレンズの特性で、X-E3の特徴は色味にあると思います。

FUJIFILMのセンサーは記憶色といって思い出の中で描かれる映画のような色味を重視しています。

もちろん写真は僕好みの色味に仕上げてはいますがベースはFUJIFILMの色味になっていることは間違いありません。

CANONのカメラで撮った写真はもう少し鮮やかな発色になるので、こういったドラマチックな写真にはなりにくいです。

CANONは鮮やか、NIKONは忠実、SONYは透明感といったようにメーカーによって色の表現の方向性が明確に異なります。

タク

僕もこの記憶色を見てみたくてFUJIFILMのカメラを選んだというのも理由の一つでした。

まとめ

FUJIFILM X-E3の機材レビューをまとめます。

FUJIFILM X-E3はこんなカメラ
  • カメラの特徴は「軽量コンパクトなスナップシューター」
  • 2430万画素のAPS-Cセンサーで高画質
  • クラシカルなデザインと直感的な操作性
  • フィルムシミュレーションで唯一無二の色表現
  • 4K動画撮影にも対応

まとめるとこのような特徴を持ったカメラです。

記事では動画には触れませんでしたが、僕が動画を撮らないのでぶっちゃけよくわからないというのが理由です。

動画を撮るなら音声周りのことも含めてSONYが最適解だと思いますので、Vlogも撮りたいという人はSONYのカメラをおすすめします。

X-E3はスナップを撮る人にぜひ使ってみてほしいカメラです。

X100シリーズが人気ですが、やっぱりレンズ交換をしていろいろな画角で写真を楽しみたいですよね。

タク

正直X100シリーズは値段が高すぎるので中古でX-Eシリーズを選んだ方が幸せになれますよ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

当ブログではカメラやガジェットについての話を中心に記事を書いています。もしご興味があればぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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