- データをクラウド保存しているけどサブスクやめたいんだよな・・・
- Googleドライブがいっぱいになってきたからやめたい・・・
- データの保存・バックアップってみんなどうしているの・・・
スマホのカメラが進化して写真データもだんだんと重くなっている昨今、気づいたらスマホのストレージやGoogleフォトの容量がいっぱいになってきてどうしよう!って状況に・・・。
僕も実際にGoogleフォトがパンパンになってサブスクのプランを上げるか、他の方法にするか悩みに悩んだ経験があります。
そこで今回、僕なりに一番コスパ良くデータ管理をする方法をまとめて記事にしました。
結論だけ先に書くと「データの保存・バックアップはクラウドではなくHDD・SSDがおすすめ!」です。
僕は以下のHDDとSSDを使っています。

さらに言うと一般的なデータの保存だけならHDDがコスパ最強です。
例えばGoogleフォトの写真がいっぱいになったからそのデータだけ別の場所に移したいという場合、Googleフォトのプランを上げるよりも外付けHDDにデータを逃がすのがベスト。
この方法ならサブスクもしなくていいし、半永久的にデータを保存できます。
もちろんデータが消えてしまう可能性はゼロではありませんが、それはどの方法でも同じことなので、本記事ではデータ保存のいろいろな方法とその違い、メリット・デメリットを含めて網羅的に解説していきます。
専門的な知識がない人にも極力わかりやすく解説しているので、記事を読めばこれから先、データの保存・バックアップで悩む必要がなくなります!
ぜひ最後まで読んでくださいね。
タク|カメラ・ガジェットブロガー
写真が好きなブロガー。普段はX-E3やRICOH GRIII、SONY RX100Vで街歩きをしながらスナップを撮っています。それをLightroomで現像してインスタやXにアップして楽しんでいるのでぜひフォローしてね。


HDD・SSD・NASの違いは?どれを選べばいいの?
データの保存先を調べていると必ず出てくる「HDD・SSD」、そしてさらに詳しく調べるとNASなんて聞きなれない言葉も。
ここではそれぞれの違いを特徴やメリット・デメリットを交えて詳しく解説します。
まずわかりやすく表にまとめました。
クラウドをやめたくてこの記事に来ていると思うのでここではクラウドサービスは除外しています。
HDD | SSD | NAS | |
---|---|---|---|
特徴 | 磁気ディスクで データ保存 | フラッシュメモリで データ保存 | ネットワーク経由で データ共有 |
速度 | 遅い (100~200MB/s) | 速い (500MB~数GB/s) | 回線次第 (有線LANで1Gbps以上) |
容量 | 大容量 (1TB~18TB) | 容量は少なめ (500GB~4TB) | HDDやSSDを 複数台搭載可能 |
価格 | 安い (1TBあたり5,000円前後) | 高い (1TBあたり10,000円前後) | 本体が高価 (数万円~) |
耐久性 | 振動に弱く 衝撃で壊れやすい | 衝撃に強く 摩耗しにくい | RAID構成で データ保護可能 |
用途 | 長期保存 バックアップに最適 | 作業中データの保存 高速処理に最適 | 家族・チームでの データ共有に最適 |
メリット | 大容量&安い 長期間保存向き バックアップ用途に最適 | 読み書きが高速 衝撃に強い 静か&低消費電力 | 複数デバイスから アクセス可能 RAIDでデータ保護できる クラウド代替として使える |
デメリット | 遅い&騒音あり 衝撃に弱い&劣化する 頻繁なデータ移動には不向き | 高価(容量単価が高い) 書き込み回数に制限あり 長期保存には向かない | 導入コストが高い 設定が必要 (初心者向きではない) ネットワーク速度に依存 |
一般用途ならHDDかSSDでOK!
さっきの表ではNASの説明もしていますが、一般用途ならHDDとSSDでOKです。
それぞれの特徴は物理的な磁気ディスクを使っているか、フラッシュメモリを使っているかが一番大きな違いで、HDDは磁気ディスクに記録しているHDDは成熟した技術である分、コストを抑えられますが、物理的な磁気ディスクを使っている分衝撃に弱いというデメリットがあります。
一方でSSDはフラッシュメモリという基盤に直接ついている黒い四角い部品のことで、ディスクを使っていないため衝撃に強いとされています。ただまだまだ容量単価は高く、同じ容量を記録するにはHDDの倍くらいの価格になることが多いです。
その代わりデータのやり取りは非常に高速で、動画編集などで使う際は比べ物にならないくらいの差を感じるため、僕は作業中のデータ保存にHDDを使うことはもうありません。



なので僕は完成してもう編集しないデータはHDDに保存・バックアップ、作業中のデータのみSSDで一時保存という使い分けをしています。
おそらく大きなデータを扱うプロのフォトグラファーや映像クリエイターもその方法でデータを保存しているはずです。
NASはHDD・SSDに保存したデータを共有するためのもの
NASはさらにこれらのデータを複数のデバイスで使いたい場合や、家族やチームで共有したい場合に使うもので、データの保存自体はHDDやSSDを使うことになります。
自分でネットワーク環境を構築して、外にいても自分だけのネットワークにアクセスしてデータを使うことができます。



そんな使い方しないよという人はHDDかSSDから選べばOKです。
ポータブルタイプ・外付けタイプ・内蔵型がある
一概にHDD・SSDといってもポータブルタイプと外付けタイプ、さらに内蔵型があるのでご注意ください。
ポータブルタイプは主にUSBでパソコンと接続するタイプのことで持ち運びやすいようにコンパクトなサイズで作られています。このタイプを外付けタイプとして使う人も多く、僕も作業中のデータについてはクルーシャルX9というポータブルSSDを外付けとして使っています。
一方で外付けタイプは据え置きタイプとも呼ばれ、主にSATA端子で接続するものが多く、スタンド(ドッキングステーション)に差し込んでPCと接続するタイプのことです。
タワー型のPCならPCケースの中にそのまま増設して使うこともできるので外付けといっても内蔵できるものもあります。
その内蔵型には直接PCの内部に増設したり入れ替えたりするタイプのことで初心者が扱うにはハードルが高いので、本記事ではポータブルタイプと外付けタイプに絞って解説していきます。



外付けタイプは据え置きタイプとも言うので同じ意味と捉えてOKです。
接続端子と規格に注意しよう
HDDやSSDを使う場合、接続する方法としてUSBやSATAといった端子があります。
USBは言うまでもなく、USBケーブルで接続する方法でタイプAやタイプCが主流です。
SATA(サタ)はSerialATA(シリアルエーティーエー)の略称で、パソコンと周辺機器の間でデータ転送を行うための接続端子のことです。
今ではeSATA(イーサタ)といったコンパクトな端子も増えて主にHDDやSSDで使われています。
USB-CやThunderboltといった規格ができる前は高速でデータを扱えるということでパソコンとHDD/SSDを接続する端子としてよく使われていました。



現状はUSB-Cが主流になってきているので特にこだわりがなければUSB-Cタイプのものを選んでおけばOKです。
Thunderboltというのはその中の規格のことで端子はUSB-Cと同じものが多いのでPC側にThunderboltのトレードマークであるイナズマのマークがあればThunderboltに対応しているという意味です。
NASのRAID(レイド)ってなに?
NASを導入する際、「RAID(レイド)」について知っていくことになります。



本記事の趣旨とは離れてしまうので興味のある人だけチェックしてみてください。
RAID(Redundant Array of Independent Disks / 独立ディスクの冗長配列)は、複数のHDDやSSDを組み合わせて、データの安全性・速度・容量を向上させる技術のこと。
簡単に言うと、HDDやSSDを複数使って「安全性を高める」「高速化する」「大容量にする」仕組みのことですね。
RAIDには以下のグレードがあります。
レベル | 仕組み | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
RAID 0 | 複数のディスクに データを分散 | 速度UP 容量増加 | 超高速 容量を無駄なく使える | 1台でも故障するとデータ全損 |
RAID 1 | 2台のディスクに 同じデータを保存 | データ保護向け | 片方のHDD/SSDが壊れても復旧可能 | 容量は半分しか使えない |
RAID 5 | 3台以上でデータ +復元用データを 分散 | 速度+耐障害性 | 1台壊れても復旧可能 容量を効率的に使える | 再構築(リビルド)に時間がかかる |
RAID 6 | 4台以上でデータ+復元用データに分散 | 耐障害性UP | 2台まで故障OK データ保護が強い | 容量効率が悪い 書き込み速度がやや遅い |
RAID 10(1+0) | RAID 1(ミラーリング)+RAID 0(ストライピング) | 高速&耐障害性 | ・速度も安全性も高い | ・容量が半分になる(コスト高) |
仕事のデータを扱うわけでもない限り、RAID 1で問題ないと思います。
HDDやSSDを2台使って同じデータを保存しておけば安全ですし、HDDなら2台でもSSD1台分のコストで済みますからね。
ただチームで共有したい、外からクラウド感覚で使いたいという目的がない限りはNASの構築ではなく、スタンド(ドッキングステーション)にHDDを2個セットして使うのが一番コスパがいいかなと思います。
データの保存・バックアップならHDDがおすすめ!
データ保存をするうえでもっともポピュラーかつコスパが良いのがHDD(ハードディスクドライブ)。
PCやスマホで作業しているものについてはその端末のデスクトップやフォルダで一時保存しながら作業をするかと思いますが、完成したものやめったに見ない写真や動画などはHDDに保存しておくのが良いと思います。



僕も完成した動画やめったに見ない昔の写真などはHDDに保存して保管してあります。
仕事で大量の映像や写真を取り扱う人でない限り、1TBもあれば十分な量のデータ保存ができるのでおすすめです。
HDDで信頼できるおすすめメーカー
AmazonでHDDやSSDを検索すると本当にいろんな製品があって、どれを選べばいいのか・・・と迷ってしまうと思います。
なのでここではこれらのメーカー(ブランド)を選んでおけば間違いないという信頼度の高いメーカーを紹介しておきますね。
Seagete シーゲイト | WesternDigital ウエスタンデジタル | Toshiba 東芝 | |
---|---|---|---|
国 | アメリカ | アメリカ | 日本 |
特徴 | コスパが良く、大容量モデルが豊富 | 信頼度が高く、NAS、バックアップ向けに強い | 耐久性・価格のバランスが良く、業務用でも人気 |
主なシリーズ | BarraCuda(一般向け) IronWolf(NAS向け) Exos(データセンター向け) | WD Blue(一般向け) WD Black(ゲーマー向け) WD Red(NAS向け) WD Gold(サーバー向け) | P300(一般向け) N300(NAS向け) X300(クリエイター向け) MGシリーズ(エンタープライズ向け) |
耐久性 | ★★★☆☆(普通) | ★★★★☆(高耐久) | ★★★★★(非常に高耐久) |
用途 | 一般PC/NAS/データセンター | 一般PC/NAS/クリエイター/サーバー | 一般PC/ゲーム/データセンター |
保証期間 | 2~5年(シリーズによる) | 2~5年(シリーズによる) | 3~5年(シリーズによる) |
世界的なシェアはシーゲイト>ウエスタンデジタル>東芝の順となっていますが、どれを選んでも高い信頼度があります。
検索していると格安で大容量といった製品もありますが、個人的に絶対におすすめできません。
理由は「レビューしてくれたらクーポンあげるよといった詐欺まがいのレビューが多い」からです。よくよく調べていくと粗悪品だったといったものも少なくないので、高評価がついているから大丈夫かなと考えてしまうとこの手の買い物は後悔します。
作業中データの一時保存ならSSDがおすすめ!
データの保存・バックアップとは違い、作業中のデータを置いておく場所として使いたいならSSDがおすすめです。
SSDのメリットはデータのやり取りが早いという点にあり、動画や写真の編集をしたい場合はHDDよりもサクサク動いてくれます。
もちろんパソコンのデスクトップに使うデータをまとめて一時保管しながらアプリケーションで編集する方法もアリですが、その容量によってはパソコンのストレージが足りないというケースも。
そんな時に外付けSSDに逃しながら作業をするということができるわけです。
SSDで信頼できるおすすめメーカー
HDD同様、SSDでも信頼できるメーカーをピックアップしました。
Kingston キングストン | WesternDigital ウエスタンデジタル | Crucial クルーシャル | |
---|---|---|---|
国 | アメリカ | アメリカ | アメリカ |
特徴 | コスパ良し 世界市場トップシェア | HDDで培った 信頼性&高性能 | コスパ最強! マイクロン製 NAND搭載安定性◎ |
主なシリーズ | KC3000(PCIe4.0) NV2(PCIe4.0) A400(SATA) | WD Blue SN570(PCIe4.0) WD Black SN850X(PCIe4.0) WD Green(SATA) | P5 Plus(PCIe4.0) P3 Plus(PCIe3.0) MX500(SATA) |
耐久性 | 最大1,200TBW | 最大1,200TBW | 最大1,200TBW |
保証期間 | 3~5年 | 3~5年 | 3~5年 |
SSD部門ではキングストン>ウエスタンデジタル>クルーシャルの順でシェアが高い状況にあります。ADATAやレクサーなどもありますが、入手しやすいものを選びました。
SSDの耐久性についてはTBWという項目を目安とします。
TBWとはTotal Bytes Writtenの略で、簡単に言うとSSDが寿命を迎えるまでに書き込めるデータの総量を意味しています。
例えば600TBWのSSDの場合、毎日50GB書き込んだとして、600TB ÷ 50GB = 12年使用可能ということです。



一般用途であれば10年以上は問題なく使えるのでまったく気にする必要はありません。
家族やチームでデータを共有したいならNASがおすすめ!
NASはHDD/SSDに保存したデータを複数人や複数デバイスで共有するためのシステムのことです。
現在クラウドストレージを使っている人なら本来NASが一番の理想系だと思います。



要はプライベートのクラウドストレージということですからね。
ただそもそもNAS本体が高価ということや、初期設定が慣れている人でなければかなりハードルが高いという点があり、なかなか一般用途でNASを組んでいる人はいないと思います。
本記事では詳しく解説しませんが別の記事でNASについてまとめていきたいと思いますので興味のある方はそちらをご期待くださいね。
ガジェットブロガーの僕がやっているデータ管理の方法とおすすめのSSD・HDD
それでは具体的に写真を撮ることが大好きでYouTubeも運営し始めた僕がやっているデータの管理方法を解説します。
まず結論から言うと
- 作業中データはポータブルSSDにおいて作業
- 完成したものは外付けHDDに保存・バックアップ
これです。
作業中のデータは写真でも動画でも各種アプリケーションの中でやり取りすることが多いので読み込みや書き出しの速度が速い方が作業効率がいいです。
作業が終わってもう編集することがないデータになったらYouTubeなどにアップロードしたりSNSに投稿したりして、その後、保管用のHDDに移します。
実際に使っているSSDはクルーシャルX9というポータブルSSDでこれを常に持ち歩いています。
そして自宅に保存・バックアップ用のHDDもポータブルタイプを使っていてこれはウエスタンデジタルのWD ポータブルHDD 5TBを愛用しています。
据え置きタイプよりも音が静かで、かつUSBで接続できるという点が使いやすいので好んで使っています。



容量も5TBもあれば数年は余裕で使えますし、SSDよりもコスパがいいのでまったく問題ないです。動画はそこまで扱わないよという人は2TBで十分だと思います!
データ管理の注意点!バックアップの鉄則とセキュリティ対策
データ管理をする上で注意すべき点についても簡単に解説しておきます。
- データのコピーをつくる
- 2種類の異なるメディアに保存
- 定期的なデータ整理とメンテナンス
業務で行うデータ管理についてはもっと細かくなりますが、ここでは趣味ユースを想定した注意点にとどめます。



本格的なものになると揃えなければならない機材やコストが増えますので・・・。
注意点①:データのコピーをつくる
写真や動画のデータを保存・バックアップするにはまずデータをコピーします。
これで「元データ」と「バックアップ用」のデータができました。
データをコピーする目的
- バックアップ
- データの共有
- 作業効率の向上
- データ移行(新しいPCやストレージへの引っ越しなど)
- 安全性の確保
が主なものになります。
これがオリジナルデータだけだと間違って削除してしまったり、データの共有や移行の際に破損してしまったりといったリスクが付きまとうことになります。
なのでメインの保存媒体にオリジナルデータを保存(バックアップ)しながら、コピーデータをアップロードや共有、再編集で使うことをお勧めします。
注意点②:2種類の異なるメディアに保存
データをコピーしても同じメディアに保存してしまうとそのメディアが破損してしまったら元も子もありません。
なのでメイン保存用のメディアとは別にバックアップ用のメディアを用意すると安全にデータを保存することができます。
ここでひとつの疑問が浮かぶと思います。
「保存とバックアップって同じじゃないの?」
はい、手段は同じですが目的が違います。
簡単に言うと、保存は「使うために置いておくこと」で、バックアップは「万が一に備えてコピーしておくこと」です。
僕の場合、使うための保存先はポータブルSSDで、完了データは外付けHDDにバックアップという流れになります。なので自然に2つのデータを保存していることになりますが、完了データは完全にバックアップ目的でコピーデータをHDDに保存という形をとっています。
これにより作業中のデータが破損・消失してしまったとしてもバックアップしてあるものからさらにコピーしてSSDに持ってくれば作業用データとして復元できるという仕組みです。



作業自体はまたはじめからになりますが、データが復元できるだけマシですね。
注意点③:定期的なデータ整理とメンテナンス
データの整理とは完全に不要なデータを削除することです。
写真や動画のデータは容量を圧迫しますので絶対に使うことがないデータ(ミスショットなど)は削除してしまいます。
もちろん人によってはミスショットも保存しておきたい場合もあるでしょうから、そこは自由にしてもらってOKです。
あとは検索しやすいようなファイル名とフォルダ分けをしておくという点も重要で、僕の場合は写真も動画も年月日+タイトルでファイリングしています。
例えば子供の運動会などは「2024.10.10_体育祭」、名古屋でのスナップVlogなら「2025.01.05-06_名古屋スナップVlog」といった感じでフォルダを作成すれば自動にソートがかかるので1年の取り組みを振り返りやすくなります。
ちなみにLightroomのアルバムも同じように保存してあります。
今のところこの方法で困ったことは一度もありません。仲間と共有するときも一括コピーできますし、間違った写真を送ってしまうこともありません。
メンテナンスというのはHDD/SSDは長期間通電しないまま放っておくとデータが消失する場合があります。
SSDはフラッシュメモリに電荷を閉じ込めてデータを保存するという仕組みなので、徐々に電荷が漏れてしまってデータが消える可能性があります。
なのでどちらも定期的に通電して動かして正常な状態を保つように心がけましょう。



基本的に半年から1年に一回は通電してデータを確認するようにしていれば問題ありません。
HDD・SSD・NASのよくある質問 Q&A
HDDやSSDを使ううえで、よくある質問をまとめました。
- HDDとSSDはどちらが長持ちしますか?
-
一般的に、SSDの方が長持ちします。
- HDDの平均寿命は5~7年。磁気ディスクの摩耗や故障が原因。
- SSDの平均寿命は8~10年。書き込み回数(TBW)が寿命に影響。
適切に使えば、どちらも5年以上は問題なく使えます!
- SSDは書き込み回数に制限があるって本当ですか?
-
はい、本当です。
- SSDはNANDフラッシュメモリを使っているため、書き込み回数(P/Eサイクル)に制限があります。
- 一般的なTLC NANDなら1,000~3,000回、QLC NANDなら500~1,000回が目安。
普通に使う分には10年以上もつので、過剰に心配しなくて大丈夫!
- HDDは長期間使わないとデータが消えるって本当ですか?
-
はい、本当です。
- HDDは磁気ディスクを使っているため、長期間通電しないと磁気が弱まり、データが消えることがあります。
- 5年以上放置すると消失リスクが高まります。
半年~1年に1回は通電して、ディスクを回すのがおすすめ!
- SSDも長期間使わないとデータが消えるんですか?
-
はい、SSDも消える可能性があります。
- SSDは電荷でデータを保持しているため、長期間通電しないと電荷が漏れて(リークして)データが消えることがあります。
- 特に高温(40℃以上)だと最短1年で消えることも。
半年~1年に1回は通電して、再書き込み(リフレッシュ)を推奨!
- HDDのRPM(回転数)は速い方がいいんですか?
-
はい、速い方がデータ転送速度も速くなります。
- 5,400RPM → 低速・静音(バックアップ向け)
- 7,200RPM → 標準速度(ゲームや動画編集向け)
- 10,000RPM以上 → 超高速(サーバーやワークステーション向け)
用途に合わせて選ぶのがポイント!
- 外付けHDDと外付けSSD、どっちがおすすめですか?
-
用途によります。
- 大容量でコスパ重視 → 外付けHDD(最大18TB以上、低価格)。
- 高速で作業用 → 外付けSSD(最大7,000MB/s、持ち運びに最適)。
普段使いはHDD、作業用はSSDと使い分けるのがおすすめ
- HDDとSSD、どっちが壊れやすいですか?
-
HDDの方が物理的に壊れやすいです。
- HDDは「可動部品(ディスクやモーター)」があるため、衝撃や経年劣化に弱い。
- SSDは可動部品がないため、衝撃には強いが、書き込み回数に制限あり。
持ち運びならSSD、据え置きならHDDが安定。
- NASって何ですか?HDDやSSDとは違うの?
-
NASは「ネットワーク接続型ストレージ」のことです。
- HDDやSSDを内蔵して、ネットワーク経由で複数のデバイスからアクセス可能。
- 外付けHDDやSSDと違い、複数人で共有や遠隔アクセスができるのが特徴。
家族やチームで使うならNASがおすすめ!
- HDDの健康状態を確認するにはどうすればいいですか?
-
「CrystalDiskInfo」などの無料ツールを使うと便利です。
- S.M.A.R.T情報で使用時間や異常をチェックできます。
- 「注意」や「危険」が出たら、早めにバックアップと交換を!
- HDDやSSDの寿命が近いときのサインは?
-
以下のような症状があれば注意!
- HDDの場合 → 異音(カチカチ、ジージー音)、読み込みが遅い。
- SSDの場合 → 書き込みエラー増加、起動やファイル読み込みが不安定。
早めにデータをバックアップして交換を検討!
まとめ:自分の用途に合わせて組み合わせてデータを扱おう!
かなりの長文になってしまいましたが、この記事でデータ保存に関するほとんどの情報を得ることができたと思います。
ぜひブックマークして困ったときに見返してもらえると嬉しいです!
最後にまとめ
- 作業中のデータはSSDに保存!
- 完了したデータはHDDにバックアップ!
- おすすめのSSDはクルーシャルX9 1TB
- おすすめのHDDはWD ポータブルHDD 2TB
です!
写真や動画のデータはなくしてしまうと二度と同じものは手に入らない、データの中でも特に重要なデータです。



思い出を安全に残しておくためにも多少のコストは必要経費と割り切って保存・バックアップしておきたいですね。
NASにも興味あるという人はまた別でNASに特化した記事を書きたいと思いますのでお楽しみに!
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
このブログではカメラやガジェットに関する情報を発信しています。ぜひ保かの記事も読んでいただけると嬉しいです。
それでは!
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