- MacbookAir・Proを閉じたまま使う方法が知りたい
- クラムシェルモードってどうやるの?
- どんな周辺機器があればできるの?
こんにちはタク(@tak_photo96)です。
MacBookAir・Proを使っているユーザーのみなさんの中で、Macを閉じたまま使っている場面を見たことがあって、自分も試してみたい!と思っている人いませんか?

僕もMacBookAirを使っていて、自宅ではクラムシェルモードにしています。
好きな大きさのモニターで作業できるのが最大のメリットで視線も高くなるので疲れにくいですよ。
本記事ではMacBookAir・Proをクラムシェルモードで使うために必要な周辺機器やメリット・デメリットを解説していきますのでぜひ最後まで読んでみてください。
記事を読めばきっとクラムシェルモードが試したくなりますよ。
タク|カメラ・ガジェットブロガー
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MacBookAir・Proをクラムシェルモードで使う方法
- MacBookAir・Proを電源とモニターに繋ぐ
- 外部キーボードかマウスを操作する
クラムシェルモードは冒頭でも書いた通り『MacBookAir・Proを閉じたまま使うこと』です。
クラムシェルとは閉じた貝って意味です。
やり方は非常に簡単でMacBookAir・Proを電源とモニターに繋いで、閉じたまま外部キーボードかマウスをアクティブにすればOK。
当然ですがMacBookを閉じたまま使うので別でモニター・キーボード・マウスを用意する必要があります。モニターはHDMI・DP・USB-Cで接続し、キーボードとマウスは有線/無線どちらでも構いません。



僕はできる限りすっきりさせたいので無線を使ってます。
これでMacBookAir・Proを閉じたまま使えるクラムシェルモードの完成です。
クラムシェルモードで必要な周辺機器
次にMacBookAir・Proをクラムシェルモードで使うときに必要となる周辺機器を解説します。
- 電源と外部モニター(必須)
- キーボード・マウス
- あると便利なドッキングステーション
電源と外部モニター(必須)
まずは何といっても電源と外部モニターです。
これがないとはじまりませんよね。電源はMacBookAir・Proについていたものを使えばOKですが、モニターにおすすめなスペックとしては以下のとおり。
- 24インチ以上
- 画質はフルHD以上
- HDMI or DP or USB-C対応
MacBookAir・Proは13~16インチなので、違いを感じるには最低でも24インチはあった方がいいでしょう。



僕もBenQ24インチモニターを使っていますが、24インチあると画面を広く使えて快適です。今まで13インチで作業していたのがなんだったんだと思ったくらいです。
画質についてはフルHD以上で4Kまでは必要ないと個人的には思ってます。4K対応モニターになると一気に高額になるのでとりあえずクラムシェルを試してみたいという人はフルHDで十分です。
MacBookAir・Proのディスプレイは2.5~3K相当の画質ですが、フルHDでも画面が大きくなって見やすいのでそこまで気になりません。
あとはポートがHDMI or DP or USB-C対応であること。
MacBookAir・Proからモニターに出力するときはUSB-CでハブやドッキングステーションにつないでそこからモニターにHDMIで接続するのが一般的ですが、モニターにUSB-Cポートがあるモデルであれば文字通りケーブル一本でつなぐことができます。
また接続に使うUSB-Cは必ず映像出力に対応しているものを使うようにしてください。対応していないケーブルだとモニターに映像データが出力できないのでご注意くださいね。
キーボード・マウス
あとはキーボードとマウス。
クラムシェルなので基本的にはMacBookAir・Proのキーボードやトラックパッドは使えません。なので自分で用意したものを使うことになります。
僕は最近購入したキークロンK3MAXというキーボードと、マウスはロジクールのM575というトラックボールマウスを使っています。
トラックパッドが良いという人は別売のものを使えばOKです。
クラムシェルにせず、MacBookAir・Proを開いて使えばそのままMacBookAir・Proのキーボードとトラックパッドを使うことは可能なのでその点はお好みでどうぞ。



その場合はモニターをやや高めにすることで上下のデュアルディスプレイとして使うことができますよ。
あると劇的に作業環境が快適になるドッキングステーション
最低限、電源・モニター・キーボード・マウスがあればクラムシェルモードで使うことができますが、ドッキングステーションがあると作業環境が格段に快適になります。
ドッキングステーションとはMacBookAir・Proのポートを拡張してくれるハブの役割やモニター出力を安定させてくれるガジェットのことです。
クラムシェルモードは電源とモニターにケーブルをつなぐため、ポートが使えなくなるというデメリットがあります。
そこでハブを使ってもいいんですが、どうせなら好きなケーブルを使えるドッキングステーションの方がデスクの自由度が高いのでおすすめです。



ちなみにこの方法ならケーブル一本の抜き差しで作業環境を構築することができるので、外から帰ってきてケーブル一本挿せばすぐにクラムシェルに切り替えて作業ができますよ。
ドッキングステーションについて詳しく知りたい人はレビュー記事を参考にしてくださいね。
Macクラムシェルモードのメリット
続いてMacBookAir・Proをクラムシェルモードで使う際のメリットについて解説します。
- 大きな画面で作業できる
- デスクを広く使える
- 2~3画面で使える
- 停電時に強い
大きな画面で作業ができる
まずは何といっても大きな画面で作業ができるということ。
MacBookAir・Proの小さなディスプレイだと画面分割すると本当に狭くて作業がしにくいんです。
僕もずっとそれが気になっていてクラムシェルモードで使うことに決めたので同じように感じている人は割と多いのではないでしょうか?
クラムシェルにすれば好みの大きさのモニターで作業できるのでかなり快適になります。



作業時の視線も高くなりますので姿勢の改善や疲れの軽減にもつながるので本当におすすめです。
デスクを広く使える
次にデスクを広く使えるという点。
クラムシェルの場合Macを正面に置いておく必要はありませんのでPCスタンドなどで縦置きすることができます。
それによりデスクの天面を広く使えますのでノートや手帳を広げながら作業することが可能になります。



僕もノートに書きなぐったメモをPCで整理するときにはキーボードの手前にノートを置いて作業することがありますが、今までよりも作業がしやすくなりました。
MacBookAir・Proを2~3画面で使える
実はMacBookAir・Proは枚数に制限はありますが、2~3画面で使うことができます。
これをするためにはドッキングステーションが必須となりますが、モニターを2枚並べてメインモニターとサブモニターとして使うことができます。
僕はメインモニターだけで作業するのが好きなのであまりやりませんが、人によってはコードを描きながら出力を確認したい場合や、サブモニターに情報を表示させながらメインモニターで執筆なんて使い方もしているので、必要に応じてチャレンジしてみてください。
停電時に強い
これは意外と気にしていない人もいるようですが、クラムシェルモードはあくまで本体はノートPCなので、停電時に落ちてしまうことがありません。
デスクトップPCの場合、UPSというう無停電装置を使わないとそのまま電源プラグを抜いた時のようにシャットダウンされます。
でもクラムシェルなら電源の供給がなくなるだけですから、クラムシェルが解除されてもPCの電源は入ったままです。
もちろん作業中のファイルもそのままになるので保存してなくてもう一回最初から・・・なんてことがありません。



こういったわかりにくいメリットもあるのがクラムシェルモードなんです。
Macクラムシェルモードのデメリットと対策
もちろんメリットだけではありません。デメリットについても解説していきます。
- MacBookの美しい画面を使えない
- モデルによっては熱がこもりやすい
- 周辺機器を用意する必要がある
MacBookAir・Proの美しいディスプレイが使えない
これはまあ使いたいときに開けばいいだけの話なんですが、基本的には外部モニターで作業するという使い方なのでデメリットに感じる人もいると思います。
かといって4KモニターやAppleのモニターはバカみたいに高いので映像を仕事にする人以外は現実的ではありません。
それでも最近のモニターは本当に綺麗なのでフルHDモニターを使っている僕はそこまで映像や画像に不満を感じることはありませんね。



写真を現像することもありますが、そういった時だけMacのモニターで確認するくらいで、映像編集もフルHDモニターでそのまま作業することがほとんどです。
モデルによっては熱がこもりやすい
クラムシェルはMacBookを閉じていますのでインテルMacを使っている場合はちょっと排熱が気になるという人もいると思います。
実際Macはディスプレイと本体の隙間から排熱するので閉じた状態ではうまく放熱されません。
AppleシリコンであるMシリーズのMacBookならそもそも熱が発生しにくい仕様になっているのでそこまで心配する必要はありませんが、インテルMacは重たい作業をするときだけディスプレイを開いて使えばOKです。



と言っても4K動画を編集したり書き出したりするわけでもない限り心配する必要はありませんけどね。
周辺機器を用意する必要がある
実際のデメリットはこれじゃないでしょうか。
モニター・キーボード・マウスなど揃えたらそれなりにお金が必要です。
もともと使えるものがある人は良いですが、現状MacBookAir・Proだけしか持っていない人は一から揃えなければなりません。
その場合、もっともコストを抑える方法はモニターと給電対応のハブを購入することです。
MacBookAir・Proにハブを挿して、給電しながらHDMIでモニターにつなげば外部モニターで作業することができます。



MacBookAir・Proのキーボードを使うことになるのでクラムシェルにはなりませんが、大型モニターで作業をするという目的は果たすことができますよ。
MacクラムシェルモードQ&A――よくあるトラブル対処法
ここからはMacBookAir・Proをクラムシェルモードで使うにあたってのよくある質問や疑問を紹介していきます。
- ディスプレイが映らない
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- このケースで一番多いのは映像出力対応のケーブルを使っていないパターンです。見た目はUSB-Cでもデータ転送のみや充電のみといったものもあるため使う際はそのケーブルがどの規格に対応するものなのかを確認するようにしたいですね。
- またMacがモニターに接続されていても充電ケーブルが挿さっていない場合もクラムシェルモードにはなりません。電源とモニターに接続されてクラムシェルが有効になるので、Macの配線を確認してみてください。その際もケーブルがそれぞれ充電対応・映像出力対応のものなのもチェックしましょう。
- Bluetooth機器でスリープ解除できない
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- 『システム環境設定』⇨『Bluetooth』⇨『詳細設定』⇨『Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープを可能にする』にチェックを入れる。
- M1チップ以降のMacBookにはこの項目は削除されているため、Bluetooth機器が正常に接続されていれば問題なく作動するはずです。
- Mac本体が熱くなる
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- インテルMacの場合はどうしても本体の熱がこもりやすいため重たい処理をするときは一時的にMacを開いて放熱することをおすすめします。
- M1チップ以降はそもそも熱くなりにくいためその心配は少ないと思います。
- 蓋を開けたときの画面表示がおかしい
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おかしいというのは色味のことだと思いますが、これはMacのディスプレイの設定項目にあるNight Shiftという機能やtrue tone といった機能が有効になっているためかと思います。Macの画面だけでなく、外部モニターの色味も少し変化する場合もありますので設定を確認してみましょう。
まとめ:クラムシェルモードで快適な作業環境を作ろう!
以上クラムシェルモードについてまとめました。最後に内容をおさらいしましょう。
クラムシェルモードまとめ
- 大きな画面で作業できる
- デスクを広く使える
- 2~3画面で使える
- 停電時に強い
- 電源と外部モニター(必須)
- キーボード・マウスがあると快適
- ドッキングステーションがあればすっきり
この記事は実際にMacをクラムシェルで使っている僕がまとめたものです。これからもより快適な作業環境を作っていくためにいろいろなガジェットを試したいと思っていますので、また環境が変わったら記事にまとめたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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それでは!
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